2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

長崎廃墟巡り#3

目次

世界遺産登録間近の軍艦島(端島)に行ってきた@軍艦島コンシェルジュ(3)

旅した日:2015年6月

世界遺産登録間近の軍艦島に行ってきた!@軍艦島コンシェルジュ

2年前台風接近で行くことが出来なかった軍艦島に再挑戦してきました。

今回は天気にも恵まれて念願の軍艦島上陸ツアーに参加することが出来ました。

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2年前はやまさ海運という船会社のツアーに申し込んでいましたが、台風のため欠航・・。 と

いうこで、今回は願掛けのつもりで違う会社で申し込んでみました。

「軍艦島上陸・周遊ツアー/軍艦島コンシェルジュ」という会社です。

軍艦島の上陸ツアーをネット検索すると結構沢山の会社が出てくるんですが、今回軍艦島コンシェルジュさんに決めたのがサイトに掲載されていた「貪欲に研究するプロのガイドたちがフルエスコートする・・」っていうフレーズ。 なんかグッときました。

軍艦島コンシェルジュの船は長崎港の常盤桟橋から出港します。

長崎港を抜け、途中、伊王島からのお客さんを乗せて軍艦島まで40分くらいだったかな? 三菱造船の工場なんかも見えます。

このクレーン(?)の真ん中の三菱マーク、なんとテニスコート1面分もの大きさがあるそうで、施設の巨大さにびっくり。

外海は結構波が高く、船がぐらんぐらん揺れました。船酔いの人とか辛いかも。

そんなこんなで軍艦島周辺に到着。

まずは軍艦島の周囲を半周します。

前日、池島の廃墟団地群も見学しましたが、その比じゃないくらいの廃墟っぷり。

閉山から41年ですものね。そうなりますよね。

端島 端島は、長崎県長崎市にある島である。

明治時代から昭和時代にかけては海底炭鉱によって栄え、東京以上の人口密度を有していたが、1974年の閉山にともなって島民が島を離れてからは、無人島である。軍艦島の通称で知られている。-wikipediaより

このあたりは海が荒れるとここまで潮が飛んでくるので“潮降り町”と呼ばれたそうです。

島のシルエットが戦艦「土佐」に似ていたため、米軍潜水艦の魚雷攻撃を受け積込桟橋で石炭積込中の白寿丸3千トンが沈没したらしい。

右側の見晴らしがよさそうな眺望GOODっぽいアパートは炭鉱の偉い人が住んでいたそうです。

軍艦島の一等地。

なんと年収は今に換算すると月収500万円くらいだったらしい(ってガイドさんが言っていた気がする。具体的な金額はあんまり覚えてないけど、年収並の月収やんかーって思ったのを覚えてます)

梅雨なのに快晴!前日、前々日は荒天のため上陸できなかったそうなのでラッキーです。

いよいよ上陸。うきうき。船内がざわつき始めます。

ドルフィン桟橋から軍艦島に上陸をして、第1見学場所へ移動します。

ここでガイドさんによる解説を聞きます。

ガイドさんは話し上手でかなり軍艦島に詳しい感じの方でした。

軍艦島にまつわるエピソードがとても興味深く当時の様子に思いを巡らせたり。

第2見学広場。 レンガの建物は総合事務所だったそうです。

写真の中央にある階段は真っ黒くすすけていました。

炭鉱マンたちが作業靴でこの階段を通っていたからだそうです。

地下何百メールもの暗く厳しい環境で約8時間、ご飯も炭鉱内で食べたといいます。

第3見学広場へ向かいます。

下請け住宅。

ガイドさんが話してくださったエピソードの中で印象的だったものがあります。

北海道から軍艦島のツアーに参加された80歳くらいのご婦人。ご高齢でかなりの遠距離を旅して軍艦島にやってきました。

このご婦人の旦那様は夕張の炭鉱で働いてらしたそうで、じん肺で亡くなったそうです。

「主人がどんな環境で働いて、どうして死んでしまったのかを見ておかなければ、わたしは死ねない」ということでツアーに参加されたそうです。

ガイドさんは感涙したそうです。

こういった方のためにも軍艦島を保存することの重要性を感じたとおっしゃっていました。

軍艦島に残る集合住宅の中には、保存運動で話題になった同潤会アパートより古いものがいくつか含まれているそうで、7階建の30号棟は大正5年の建設。

日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパートだそうです。

1960年当時の人口は5267人で人口密度83600人/km2だったそう。

この小さな島に生活に必要な施設がきっちり詰め込まれていました。

島は三菱マテリアルが所有していたが、2001年に当時の高島町(後に長崎市に編入)に無償譲渡されたそうです。

41年前に無人化して以来、建物の崩壊が進んでいるけど、外壁部分は一部コンクリートで修復が行われているらしいです。

上陸時間はだいたい40分くらい。

ツアーのお客さんは写真を撮りつつ、ドルフィン桟橋に戻っていきます。

見学できる通路が限られているため、桟橋から第3見学広場まで行って、戻るだけという感じでした。

ドルフィン桟橋の近くの貯炭場。

軍艦島はワンダーJAPANやO-ProjectのDVDなどで10年くらい前から行ってみたいなぁって思っていたので、10年越しの夢(大袈裟ですが)が叶いました。

もっと、うわぁぁぁぁぁと感動するのかなと思っていましたが結構普通でした(笑)

雑誌やDVDだとひっそりと崩壊していく様式美みたいな感じで表現されていて、そこに深く興味をそそられたのですが、沢山の観光客のみんなと一緒に整備された通路を通って遠くの建物を眺める・・・

でも、うわぁぁくらいの感動はありました。

ガイドさんのお話がとても良かったので、軍艦島コンシェルジュにしてよかったなと。

もしかしたら他の会社さんのツアーもいいのかもしれません。

積み込み桟橋橋台で釣りをしている人がいました。

常盤桟橋に戻る船内で販売されていたカステラアイス。

隣に座ってたおばちゃんが買っているのを見てつられて買ってしまいました(笑)

世界遺産登録間近の軍艦島(端島)に行ってきた@軍艦島コンシェルジュ(3)に続く

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