軍艦島観光ツアーからの雲仙地獄ドライブ(4)
旅した日:2015年6月
世界遺産登録間近の軍艦島(端島)に行ってきた@軍艦島コンシェルジュ(3)の続きです。
軍艦島の上陸ツアーがお昼の1時くらいで終了したので、「午後からどうしよう?」としばし悩・・・。
長崎観光は以前、雨で軍艦島ツアーが中止になったときに、これでもかっていう有名どころは行きつくしてしまったので、また同じとこ周るのもなぁ・・
ということで、ガイドブックとにらめっこ。
ちょっと遠いけど、雲仙に行ってみようか!ということでレンタカーを借りて行ってみました。
目指すは雲仙温泉にある「雲仙地獄」です。
温泉にありがちなほにゃらら地獄シリーズ(笑)。
長崎市内から雲仙温泉まではだいたい2時間くらい。
諫早を経由して島原方面へ抜けるちょうど真ん中あたりにあります。
雲仙温泉への山道、途中からくねくねくねくねしているし、対向車がすれ違えないほど狭い道幅のところもあって、運転技術に不安がある私はもう、ずーっとドキドキドキドキしながら山道を運転してました。
でも山道ドライブ、良かったです。
景色が素晴らしかった~。
運転中なので写真を撮ることはできなかったのですが、山々が連なっている光景とか、心を打ち抜かれる風景を見ることが出来ました。
そんなこんなで雲仙温泉に到着。
こじんまりとした温泉地です。
派手さはないけど、静かで落ち着いた良いところでした。
市営の駐車場に車をとめて、歩いて雲仙地獄へ。
もうもうと硫黄臭い湯気が立ち上っております。
地獄の入り口。
入口ですでにもくもく湯気なので、このあたりにしばらく立っているとちょっとしたスチームサウナ状態。
硫黄臭い湯気の中で5分ほど立ってました(笑)
ちょっとした風呂あがり気分。
売店もこのありさま・・・。
この雲仙地獄は、旧火山の中央火口丘の30余の硫気孔より熱湯を噴出しているそうで、地獄一帯は白い土に覆われています。
温泉の泉質は硫黄泉で、温泉の最高温度は98度、湯けむりの温度は120度にまで達するそう!
各噴出孔にはちゃんとネーミングがあって、ここはお糸地獄。
その昔、島原城下で、たいへん裕福な生活をしていたのに密通をしたあげく、 夫を殺してしまったお糸という女がいました。
お糸が処刑されたころにこの地獄が噴出したので、 「家庭を乱すと地獄に落ちるぞ」という戒めを込めてこの名前がつけられたと云われます。
今も昔も不倫はいけませんね。
雲仙地獄一帯には約30もの地熱地帯があるそうです。
案内板を見るとかなり広大なのかな?と思いきや、実際に周ってみるとそんなに広くもないです。
雲仙地獄はキリシタン殉教の舞台になったことでも知られ、殉職碑も建てられています。
ネーミングセンスを感じる「大叫喚地獄」
大叫喚。なかなか日常生活で使うことのないワードですよ。大叫喚って。
雲仙地獄の一番高い位置にあって、白い噴気は30~40mにも上がります。
轟々という噴気音が、地獄に落ちていく亡者の絶叫のようにも聞こえ、この名前がついたそうです。
この日は日曜日でしたがほとんど観光客がいなかったので、ゆーっくりだらだらだと散歩が出来ました。
軍艦島ではたくさんのツアー客に囲まれながらわっしゃわっしゃと見学してきたので、なんかギャップがすごい。
雲仙地獄を見て回ったので、温泉街をぶらぶら。
温泉神社の夫婦柿(パワースポット)というのが気になったので、お参りをしていくことに。
これがパワースポットの「夫婦柿」
樹齢200年子孫繁栄・恋愛成就にご利益ありということらしく、両手で柿の木を抱いて、下から上へ撫であげながら、口で願い事を唱え祈願したら、願いが叶う!
・・・と、由緒書きにありました。
他に人がいなかったので・・・思いっきり撫で上げました(笑)
さらに温泉街をぶらぶら。
「指先の温泉浴をどうぞ」な指の湯。
指専用の源泉かけ流し露天風呂!
日本一?小さな公衆浴場です。・・・・たぶん
南君の恋人のチヨコにぴったりの温泉じゃないかーいと年代がばれそうなことを思ちゃう。
湯元ホテルさんの玄関先にあった無料の足湯。
一瞬、天空の湯の張り紙を見て、「足湯1000円!?高いなぁ」と怯えましたが、日帰り入浴が1000円。
でもこの張り紙、ぱっと見、足湯が1000円に見えるみたいで、後から来たカップルも「1000円の足湯か~」とビビってました(笑)
1000円ではなく無料のこの足湯、めちゃくちゃ良かった!!
底の方に細かい粒子の泥みたいなものが沈殿しているんだけど、超お肌によさそう。塗りたくりたい感じ。
足湯だけでも十分ポカポカになりました。あと、お肌がすべすべになりました(脛から下だけだけども)
足湯のそばにあるおもちゃ博物館。
1階はお店になっていて、なつかしの駄菓子やおもちゃやお土産が売っていました。
セルロイドのお面、メンコなど昔懐かしい玩具が約2,000種類あるそうです。
2階には、昔懐かしいおもちゃなど約5000点を展示しています。
ノスタルジックな雰囲気。
子供よりも大人がテンション上がってる感じでした。
せっかく温泉街に来たんだから、風呂に入りたい!ということで立ち寄り湯「湯の里温泉」にやってきました。
足湯の感じからすると、雲仙の温泉はかなり期待できそう!!
中途半端な時間帯だったので、女湯は貸切状態。温泉は期待通りの気持ちいいお湯でした。
お肌、とぅるとぅるりん。
湯の里温泉は、雲仙温泉商店街裏通りに位置し、雲仙温泉で最も古い歴史を持つ共同浴場施設だそうです。
地元では当初らっきょう漬の樽を風呂桶に使っていたことから「だんきゅう風呂」の名称で親しまれています。
雲仙山 満明寺には黄金の大仏さまが!
髪の毛の部分はブルーになっていて、華やかな雰囲気の大仏で大きさは奈良の大仏の三分一で5m。
昭和35年に修復を行い四層の金箔がはられているそうです。
足元にはこんなんも。
雲仙山 満明寺近くのお茶屋さん「普賢茶屋」さんです。
民芸風な店内がとっても良い感じです。
やさしい雰囲気のご婦人がお一人で切り盛りされている感じでした。
普賢茶屋さんはスイーツがかなり充実していて、かき氷とかミルクセーキとか寒ざらし(島原の郷土スイーツ)のメニューが沢山ありました。
・・・にもかかわらず、わたしは「おもいでライス」を注文(笑)ネーミングにグッときました。
お土産は温泉玉子!長崎のホテルで4つ完食。
お土産に島原銘菓のラッキーチェリー豆なるものを購入。
そら豆に生姜・ 水飴・砂糖等を煮合わせた衣がついてる感じのお菓子で、味は好き嫌いが分かれるかも・・・。
雲仙温泉ゆやど 雲仙新湯
雲仙温泉の中で最も「濃く、豊かな泉質」が特徴の『雲仙新湯』は「温泉ソムリエ」に【スーパー美肌の湯】と言わしめるほどの実力―― その抜きんでた「上質な美肌成分」は、【4つの自家源泉】を持つ当館自慢の酸性泉と、硫黄泉、硫酸塩泉の3つの性質がそのヒミツ♪ まったり濃い『雲仙温泉』が【源泉かけ流し】や【天然温泉】で「アトピー、湿疹、リウマチ、神経病」にも働きかけます