日本一周で立ち寄りした『小原温泉かつらの湯』の入湯ブログです♡
小原温泉 かつらの湯
鎌先温泉を出発して向かったのは、同じく白石市にある小原温泉。白石川の上流、V字型の渓谷に寄り添う自然豊かな温泉郷です。「目に小原」と言われるほど眼病に効く温泉と言われ、開湯800年の温泉です。
白石市の市街地から113号線を西に走り、樹木に囲まれたトンネルを抜けるとこじんまりとした温泉街。温泉街とはいっても渓谷に沿って数件、温泉宿が並んでいて自然に囲まれています。鎌先とはぜんぜん違う雰囲気で、廃業した宿の建物もちらほら…ちょっとさみしい雰囲気です。
狭い温泉街の路地を進んでいくと、どんづまりに広い駐車場。車はこの駐車場に止めて、かつらの湯まで歩いていきます。
駐車場の奥、プレハブ小屋の横を通り小原温泉遊歩道へ。かつらの湯の入口にある赤いたいこ橋を目指します。遠いのかな?と思っていましたが2-3分くらいなので歩いてすぐでした。
川沿いの遊歩道を歩いていると岩風呂の看板。駐車場の近くにはトイレもあります。かつらの湯にはトイレがないので必要な人はこちらを利用しましょう!
渓谷の川沿い、緑の木々に囲まれた気持ち良い歩道を進んでいくと赤い吊り橋に。この橋を渡ると渓谷沿いの遊歩道へ。
温泉へは橋を渡らずそのまま進みます。「よくござったない」っていう手書き看板が優しさ1000%(笑)夜間は金網の扉で閉鎖されているようです。
この「かつらの湯」は古くから小原温泉の岩風呂として利用客に親しまれてきましたが、長年の土砂の堆積等によって、閉鎖されておりました。近年、温泉の保健的利用が高まり、市民、地元温泉組合等から岩風呂の復活を望む声が多く寄せられたことにより、白石市が平成16年に整備した施設です。源泉名は目の湯、泉質は単純温泉・低張性弱アルカリ性高温泉。
受付のおじいちゃんに入浴料を支払い浴場へ。手前が男湯、奥が女湯。入浴料は格安の200円!川沿いにある温泉なので石鹸やシャンプーなどの利用はできない浸かるだけの温泉です。
入口の暖簾が何重にもなっていて中が完璧に見えない仕様になっていました(笑)川を挟んで向かい側が遊歩道で人通りが多いから配慮してくださってるのかな?
厳重なのれんをくぐると浴場へ続く階段。階段の下には簡易的な脱衣所、その横にはすぐに岩でできた浴槽があります。
天井が高い!明かりはライトがいくつかと天井からの入る外の光のみなので、浴場は薄暗くて洞窟風呂のような雰囲気。
大きな地震が来たら屋根が落ちてきそうやなぁ…自然の地形を生かして作られている浴場ってことがよく分かる壁や天井。
小さいながら浴槽の隣にはシャワースペースもあります。
お湯は無色透明のきらきら湯。湯の温度はかなり熱いくて少し浸かるとすぐに茹で上がる(笑)白い湯の花が舞う源泉かけ流し。
源泉温度は55.9℃!浴槽の温度はたぶん43~44℃くらいかな??冬だともうちょっと入りやすい温度になるのかもしれない。
日帰り入浴時間 午前8時~18時(冬季は17時迄)料金は大人200円ですが、小原温泉宿泊者は宿で割引券を貰って100円で入浴が可能だそうです!