999段の階段は辛いけど気分爽快で参拝
五社堂に行ってきました
日本一周の途中で立ち寄った赤神神社五社堂の訪問ブログです。
実は男鹿半島で一番来てみたかったのが、この五社堂。鬼が積んだ999段の急な階段の先には…赤神神社五社堂。祀られているのは5匹のなまはげで、両親と子供3人なんだって。
なぜ1000段ではなく999段なのかというと、昔、村人たちが鬼に「一晩で千段の石段を作り終えたら娘を差し出すが、できなければ山に帰ること」と賭けを挑んだからです。鬼たちは999段まで作り終えたところで、村人の一人が鶏の鳴き真似をして朝が来たと騙し、鬼の乱暴を止めたと言われています。
正直この999段の階段、急だし石は不揃いでゴツゴツしていて歩きにくいし、雨上がりで滑るしでめっちゃ辛かった。もう途中で帰りたいって2回くらい思った。30分ほど葛藤しつつのぼり続けたら見えてくる赤鳥居。
ここはヒールとかサンダルとかビーサンなんかできちゃ絶対ダメ!登山靴で来るべき場所や。
五社堂の境内にある『姿見の井戸』この井戸はちょっと恐い言い伝えがある井戸で、中を覗き、井戸の水面に自分の姿が写らなかった場合、命が長くない…ぎゃぁーーー!めっちゃ怖い。
もちろん、覗きませんでした。だって怖いやん、一人やし、ほんとに映らなかったら発狂しちゃうよ。日本一周の初っ端から浄化したほうがいいよって知らん女性に言われたし、あぁ思い出しちゃった。更に怖いやん。
姿見の井戸からすぐに赤神神社五社堂に到着!名前の通り、5つの社が並んでいました。「三の宮堂」「客人権現堂」「赤神権現堂」「八王子堂」「十禅師堂」の5つの社殿が横並びにそびえる風景は圧巻。こんな神社見たことないもん。
夕暮れ時、他に参拝客はおらずひとりぼっち。風が吹くと周りの木々がザワザワザワと揺れます。樹のざわめきってこんなに大きな音だった!?っくらいの威圧感。
ちなみに社の中に「逆さ杉」っていうのが保管されているんやけど、これは1000の石段を積めるかどうかの賭けに負けた鬼がブチギレて杉を引っこ抜いてぶん投げたものなんだって。逆ギレしないでーこわいから(笑)
真ん中の「赤神権現堂」だけ扉が開いていたけど、夜になったら誰かが締めに来るのかな?それとも常時開けっ放し?
なまはげが一夜で築いたという伝説の999段の石段
なまはげが一夜で築いたという伝説の999段の石段を登ると見えてきます。
五棟の社殿は江戸時代の中頃建てられたものと言われ、向拝、屋根、柱、組み物などに珍しい工夫が見られます。
そばには覗いたものの余命をあらわすとされる「姿見の井戸」や「御手洗の池」などの不思議なスポットがあります。
JR男鹿駅から男鹿市内路線バス門前駐車場行きで終点下車、徒步25分
秋田自動車道昭和男鹿半島ICから約36km