八坂庚申堂は体の不調にご利益があるインスタ映えパワースポット!
「コンニャク封じ祈祷」として知られる病気平癒の儀式は、病名を書いた紙人形をコンニャクに貼り付け、奉書紙で包んで天井から吊るすものです。この行為は、コンニャクが乾燥して水分が抜けるように、病も同様に身体から抜けるとされています。この習俗は、浄蔵貴所が父親の病をコンニャクで治療した逸話に由来すると言われています。
また、「頭痛封じ」では、小さなすり鉢を頭に置き、その底でモグサを焼くことで頭痛を和らげるとされ、「タレコ封じ」では、下着にまじないの印を押して手による祈祷を受けることで、下半身の問題を解消すると言われています。
さらに、庚申さんの使者である三猿と「くくり猿」には、布で作られた多くの猿の人形が四肢を縛られて吊るされており、これは人間の欲望を動かさないように庚申によって制限されていることを象徴しています。これらの猿の霊力は、「猿結び」つまり縁結びの御利益があるとも言われています。
くくり猿
門をくぐると、めっちゃ目立つ!目を引くカラフルで一見お手玉のような「くくり猿」。この鮮やかな猿の人形は、お寺の敷地内の至る所に吊るされており、訪れる人々の目を引きます。
なで仏(びんづるそんじゃ)
この仏様は、腰痛や頭痛などの悩みを解消してくれるとされ、直接関連する体の部分を撫でながら拝むことで、ご利益があると言われています。
頭、足、腕、腰など、改善を望む箇所を優しく撫でて祈ると良いとされています。
三猿
境内の様々な場所に「見ざる、言わざる、聞かざる」というテーマの猿の像が隠れています。目立つ場所から隠れた場所まで、多様な場所にこの猿たちが潜んでいるため、境内を探索するのが一層楽しくなります。