猿沢池は、奈良の心地よい空間にひっそりとたたずむ池です。
興福寺の美しい放生会のために造られたこの池は、今では市民の憩いの場になっています。
猿沢池には不思議な話がたくさんありますよ。
たとえば、池はいつも清らかで濁り知らず、川が流れ込んでも流れ出てもいないのに水量が変わらないんです。
こんなに神秘的で、静かな美しさがある場所、ぜひ一度は足を運んでみてはいかがでしょうか?
猿沢池の伝説
水が澄まない: 池の水は完全には澄まず、また濁ることもありません。
流入・流出の川がない: 明確な流入や流出の川がないにも関わらず、池の水量は常に一定。
カエルがいない: 不思議なことに、池にはカエルが生息していない。
藻が生えない: 池には藻が生えない。
魚の比率: 毎年多くの魚が放たれますが、池が魚で溢れることはなく、水よりも魚が多いとか!
猿沢池のライトアップ
猿沢池のライトアップは、奈良の夏の夜を彩る魅力的なイベントの一部です。夏の恒例行事として、毎年7月から9月にかけて、世界遺産や歴史的建造物が美しく照らされるんです。散歩や散歩道を意味する「プロムナード」という名前の通り、奈良の夜がロマンチックにライトアップされます。
猿沢池もライトアップされる7つの場所の一つで、その他に春日大社や東大寺、奈良国立博物館、浮見堂、平城宮跡、薬師寺などが含まれています。ただし、東大寺以外は通年でライトアップを実施しており、東大寺や薬師寺への夜間入場は特別な夜間拝観日を除いてはできない点に注意が必要です。また、雨天でもライトアップは行われますが、電力需給の状況によっては日時が変更される場合があるので、最新の情報を確認してください。詳細については、「ライトアッププロムナード・なら」の公式ウェブサイトをご覧ください。
近鉄奈良駅から徒歩で5分