世界遺産としても有名な白川郷。世界遺産に登録されている「合掌造り集落」、霊峰白山の麓が源泉地となる「平瀬温泉」、自然豊かな大白川園地の「白水の滝」「白水湖」、「白山ブナの森キャンプ場」(旧大白川野営場)など、伝統の知恵と技、雄大な自然が体感できる観光スポットが満載です。
白川郷・五箇山の合掌造り集落は、飛越地方の白川郷と五箇山にある合掌造りの集落群。
1995年12月9日にユネスコの世界遺産に登録され、日本では6件目の世界遺産となりました。
白川郷の悲しい歴史

1183年、源平の戦いで平維盛と教盛は源義仲と北陸・倶利伽羅峠で一戦を交えました。
しかし、夜襲によって七万余騎といわれる平家軍は僅か二千余騎で敗退したといわれています。
戦いに敗れた平家の落ち武者たちは、過酷な追撃から白山麓・白川郷に落ち延びたと伝えられます。
その後、外部との接触を拒み、全てを自給自足で暮らしたとか。
そういった歴史背景から、白川郷の集落は平家の落ち武者の末裔で、大家族制度も独特の合掌造りも平安時代以前の風習を残すもの、という説があります。
しかし、実際には中世以降の一向一揆で、北陸、特に越前から庄川の谷間に流れ込んだ浄土真宗門徒の影響が強いと思われます。
合掌造り民家は養蚕のために江戸時代中期ごろから作られました。
世界遺産・白川郷を深く知るなら

1995年にユネスコ世界遺産に登録された白川郷・五箇山の合掌造り集落。
急勾配の茅葺き屋根が印象的な合掌造りの家屋は、雪深い地ならではの知恵と技が詰まった伝統建築です。
白川郷は、観光名所としての魅力だけでなく、平家の落人伝説などの悲しくも美しい歴史を感じられる土地でもあります。
歴史ロマンを感じながらの散策は、観光ガイドブックには載っていない”静かな感動”を味わえるはず。
周辺には、白山を源にした天然の恵み「平瀬温泉」、ブナ林が広がる「白山ブナの森キャンプ場」、そしてエメラルドグリーンの「白水湖」や「白水の滝」など、大自然と温泉、癒しのスポットが満載。
世界遺産+秘湯+歴史のロマン。
そんな三拍子揃った旅を楽しめるのが、白川郷ならではの魅力です。
岐阜県大野郡白川村荻町
■ 車でのアクセス:
東海北陸自動車道「白川郷IC」から約5分
※名古屋方面からは「一宮JCT」経由で約2時間半
※冬季はスタッドレスタイヤまたはチェーンが必須です