清衡が平泉に居を構える以前にも、すでにいくつかの寺院が平泉とその周辺に建立されていました。
その一つが西光寺です。
寺法によれば、坂上田村麻呂が蝦夷平定の際、毘沙門天の加護を謝して京の清水寺を模して毘沙門堂を建立。
鞍馬寺にならって108体の多門天を奉ったのが始まりとされています。
蝦夷と田村麻呂に係わる事情は、多くの物語、伝承となり、西光寺の寺伝にも色を添えています。
毘沙門堂は2回にわたって焼失し、現在のものは昭和36年に再建されました。
岩手県平泉町平泉字北沢16
拝観時間=年中無休
4月1日から11月23日まで8:00〜17:00、11月24日から3月31日まで8:00〜16:30