醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山であり、貞観16年に理源大師・聖宝によって創建されました。聖宝は山岳信仰の霊山、笠取山に登り、横尾明神として現れた地主神からこの地を譲り受けたと言われています。
この地から湧き出る醍醐水のそばに准胝・如意輪の両観音を祀ったことが醍醐寺の起源です。
創建後、醍醐、朱雀、村上の三代にわたる天皇の深い帰依を受けて、山上に薬師堂や五大堂、山下に釈迦堂や五重塔などが建立され、広大な伽藍が整備されました。この支援は皇室だけでなく、貴族や武士からも得られ、三宝院をはじめとする諸院や多くの堂宇が建立されました。これにより、真言密教の中心的寺院として、現在も多くの信仰を集めています。
三宝院に展示されている浜田泰介さんの障壁画は見る価値あり!
境内は予想以上に広く、森林の香りが漂い、自然の中での散策が心を落ち着かせます。特に境内にある無量寿苑には小さな滝があり、心地よい水の音に癒やされます。
拝観料が3箇所で1500円です。3箇所回るのに結構時間がかかりますので余裕を持って参拝するのがいいと思います。
※醍醐寺は、三宝院、霊宝館、伽藍の3か所に分かれており、拝観料は各々600円。 3か所共通券でも1500円です。
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22