御釜神社は、製塩法を伝えたとされる鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)を祀る鹽竈神社の末社です。
境内には直径約180cmもの大鉄釜(神竈)が4つ、ひっそりと安置されております。この鉄釜こそ平安の昔、土釜に代わる新兵器として古代製塩「藻塩焼」に使われたもので、塩竈の名前の由来になったものとされています。毎年7月4日~6日の3日間、古代製塩法に倣った「藻塩焼神事」が行われ、作られた塩は神様に奉られるほか一般の方にも配られます。
また、吉凶がある時は竈の水の色が変わると言われており、「日本三奇」の一つに数えられています。
なお、「4つの神竈」の拝観を希望される方は、「御釜神社社務所」または「志波彦神社・鹽竈神社社務所」にお問い合わせください。
宮城県塩竈市本町7−17