2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

お遍路#徳島→高知

目次

四国お遍路⑦徳島→高知 難所すぎて震える。

旅した日:2018/12/22-24

四国お遍路①香川&徳島編の続きの記事です。

お遍路2日目は再びの徳島からスタート。朝3時に起きました!!

宿を出発したのが朝の8時くらいなので無駄に早起き・・・意味ない。

昨日は徳島市内や鳴門市のお寺を回ったんだけど、今日は徳間の下の方、高知方面に向かって下っていきます。

18番札所 母養山 恩山寺

2日目の朝イチでやってきたのは小松島市の恩山寺。

弘法大師のお母さんが修行中の大師に会いに来たんだけど、お寺は女人禁制、母に会えない!嫌やんーってことで、7日間の滝行をして女人禁制を解いたというお寺さんだそうです。

弘法大師さんがおっ母さん思いだってことは大変よくわかりました。

19番札所 橋池山 立江寺

立江寺の駐車場の横にあった工房。閻魔さんがなんとなく可愛らしいなぁ。

こちらのお寺さんは四国八十八か所にある4つの関所寺の総関所にあたり、心がけが悪い者は三門から先に進めないどころか天罰が下るとされているそうです。

なんとなく怖いなぁ、大丈夫かなと思っていましたがとりあえず山門はくぐれたので大丈夫そう。

不義密通をしたお京という女性が、夫を殺したのち、愛人と二人で心中しようとしましたがそれもできず、四国巡拝の旅のはてに立江寺にたどり着きます。

そこで地蔵尊を拝もうとしたら、なんとお京の黒髪が逆立ってお寺の鐘の緒に巻き付いてしまったそう。

→懺悔すると、お京の頭の皮とともに黒髪がバリバリと剥がれ、なんとか命だけは助かったとか……。

怖い・・・ホラーすぎる。

ちなみに石碑の奥のお堂にその鐘がお祭りされていて、黒髪が本当についていました・・・。

結構生々しくて怖かったです・・ガクブル

20番札所 霊鷲山 鶴林寺

お寺にたどり着く道が怖すぎて怖すぎて、もはやその記憶しかない・・・鶴林寺さん。

車道がめちゃくちゃ狭くて車一台通るのがやっとだし、ハンドル操作を誤るとガードレールもないので墜落してしまうんではないかというザ・酷道を結構な時間走り続けないといけないんです。

精神をすり減らしながらたどり着いて見上げた山門には感無量でした・・・山頂付近にあるお寺なのでひっそりと静まり返り神聖な気持ちになりました。

でも運転疲れた・・・その心は『無』

21番札所 舎心山 太龍寺

鶴林寺への道もハードでしたが、鶴林寺→太龍寺のルートもなかなかの酷道でした。

途中、対向車とすれ違えなくて20分くらい一悶着あったりしてなかなかスリリングな・・・

太龍寺さんへはロープウェーで。

西の高野と呼ばれ今もなお荒業を続ける山岳霊場だそうです。

一応、ロープウェーを使わずに車+徒歩でお寺に行き着くこともできるそうです。

太龍寺に行く専用のロープウェーなので、乗客は100パーセントお遍路さん。

ロープウェー乗り場にはお遍路グッズを販売するショップもありました。

このロープウェー全長2,775メートルで西日本で最長、山・川越えを行う珍しいロープウェイなんですって。

確かにロープウェー乗り賃、結構高かった・・・笑

こんな山の上にこんな立派なお寺を作るなんてすごいなぁ・・・っていうくらい立派なお寺さんでした。

境内には杉の巨木が。

樹齢数百年たっているそうで、鬱蒼とした雰囲気・・

山岳霊場ということで霊気を感じられるようなられないような・・・

ロープウェーが開通するまでは徳島最大の難所だったそうで、お遍路さんは本当に大変な思いをして一寺一寺回っているんだなぁと。

特に歩き遍路さんはすごいなぁと思います。

帰りのロープウェーからの景色。

この辺りはニホンオオカミが生息していたそうで、この地で修行をしていた空海さんも狼の遠吠えを聞いていたんですかね・・・。

22番札所 白水山 平等寺

弘法大師が掘った万病に効くという霊水が湧き出るお寺です。

山門から本当へ伸びるカラフルなリボン。青空によく生えてなんだか素敵。

このリボンは本堂の薬師如来像の指につながっていました。

23番札所 医王山 薬王寺

こちらの薬王寺さんは厄除けのお寺として知られているそうです。

大通り沿いにあるお寺で駐車場もとてつもなく広くてびっくりしました。

24番札所 室戸山 最御崎寺

徳島から高知へ!

23番から24番のお寺へは車で2時間ほど。歩き遍路だと20時間ほどかかるなかなか大変な感じ。

最御崎寺は弘法大師が悟りを開いた室戸岬にある古いお寺です。

空海っていう名前の由来は、この高知の空と海に感銘を受けたからなんだって。

こちらのお寺には宿坊もあって、お遍路さんはもちろん観光のお客さんも多く宿泊するんだとか。

宿坊のお料理は土佐の皿鉢料理が味わえるんだそうです。

境内はすごく綺麗に整備されていました。

秋なのにお花もいっぱい咲いていてなんだか癒されます。

叩くと鐘のような音がする石。

石なのに金属音がしてめちゃくちゃ不思議やった・・・

室戸岬灯台

この辺りは観光スポットが盛りだくさん。最御崎寺から灯台が近いので歩いて行ってみました。

日本の灯台50選にも選ばれている室戸岬灯台。

恋人たちの聖地の看板もありました。

こういうとこ一人で来るとなんか無性に虚しい気持ちになるので、やめてほしいなぁと悟りに程遠い俗な発想ですみません。

御厨人窟と神明窟

空海が悟りを開き、空海と名乗るようになったという伝説の洞窟にも寄ってみました。

伝説によると空海は、御厨人窟(右側)に居住し、隣接する神明窟(左側)で難行を積み、悟りを開いたとされています。

この洞窟から空や海を眺めていたんだなぁ・・って思うとちょっとしんみり。

昔はこの洞窟に入ることができたようですが、現在は立ち入り禁止となっています。

室戸青年大師像

最御崎寺に行く途中になんだかものすごく大きなお大師像があるなぁって気になっていたので寄ってみました。

太平洋を見下ろすように立つ、高さ21mの若き弘法大師の銅像。1984年に建立されたそう。

入場料300円を受付のおばあちゃんに払っていざ拝観。

おばあちゃんの周りには猫がたくさんいました。

だいぶご高齢みたいで歩くのもしんどそうだけど、話すこととか耳も良く聞こえるようですこぶるお元気そう。

お大師像の後ろには涅槃像。

お釈迦さまが中部インドのクシナーラの沙羅双樹の下で北を枕にして西を向いて世を去った、その時の姿を形にしたものが「涅槃像」。

因みに一般的に“北枕”で眠るのを避けるのはこのためです。

見上げてみる。

お大師さまの足元には四国巡礼マップが。

力強い!!

受付のおばあちゃんにいただいたお接待の飴。コーラは地域限定のお遍路モデルで太龍寺の境内で買いました(笑

今日の宿は日和佐海岸沿いの高台にあるホテル白い燈台さん

受付の紳士がとってもフレンドリーで色々と話しかけてくださって、なんか嬉しかったなぁ。ちょっと竜雷太に似てた・・。

えびす洞温泉 白い燈台

眺望抜群!太平洋を望む露天風呂が自慢★全室オーシャンビュー!

徳島県海部郡美波町日和佐浦455

神戸淡路鳴門道鳴門IC下車国道55を南へ90分。JR牟岐線日和佐駅下車、車で5分。

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