『万座毛』の由来は、「万人も座する草原」。『毛』とは、野原のこと。
琉球石灰岩の台地の上には、天然の芝が広がり、その周りの植物群落は、県の天然記念物に指定されています。
沖縄本島のほぼ中央に位置し、琉球石灰岩の断崖から臨む東シナ海は、海中のロケーションと共に海の色合いを変化させ、とても綺麗で雄大な景色が広がります。
※万座毛を見に行くには1階の券売機からチケットを購入します
(環境保全のため1人100円の観覧料がかかります。)
沖縄県国頭郡恩納村恩納
沖縄県の万座毛で東シナ海を見渡す
万座毛は自然によって出来あがった景勝地です。万座毛の位置は、沖縄本島全体の島の中央の位置にあります。観光客が歩く万座毛の岩はサンゴからなり、海上から見た東シナ海の景観は圧巻されるほどに広く開放的です。
万座毛とは、万人も座する草原という意味を持ちます。また像の鼻のように長いサンゴのカタチも有名でした。アクセスは那覇空港からレンタカーを運転して90分という案内ですが、実際には渋滞や慣れない道路の運転とレンタカーにより1時間40分ほど要して到着しました。那覇バスターミナルよりバスが運行中です。万座毛の先端にはカーブになっており、サンゴできた崖の際の草の上を歩いて観光します。一名ほどが歩くことができる幅の道を歩いていくと像の鼻を模したようなサンゴの周辺に海が広がり珍しい景色を眺めることができます。
天気、気候次第で海の色が違いコバルトブルーのような鮮やかな海の色が印象的でした。海のない都道府県の居住者としてはサンゴの足場が楽しい印象、また海の深海がさほどでもないのでしょう。恐怖心なく景観を楽しめる意味でもおすすめです。
草原になっているために、崖っぷちという危機感は薄く、静岡他よりも位置がいくい、海の穏やかさをみても静かな印象です。
昔は周辺に何もなかったと思いますが、万座毛という立派な看板を目印にして、お土産もの屋さんの入る建物、百円の入場料と、トイレスペースなど設備が整っており、本州からの旅行者にも観光しやすくなっています。昔は自然公園のようになっていたので観光客も少なめでしたが、施設が整った現在では多くの観光客が訪れ手いました。トイレ休憩に建物に出入りする人も多そうです。お土産売り場が入って重宝、時間潰しにもなり楽しめました。
建物について言及すると、まるで道の駅のような面積とデザイン性、バリアフリー機能もついています。アジア系以外の観光客がいないために、押し合いになるような状況はないので安心して利用することができました。後からサンゴ近くの海辺を覗き込むこともできるんだということを知りましたが、安全上の懸念からもそれはやめておきました。海側の道沿いに安全柵が設置されているということからも、高所恐怖症の方でも安心して利用することができます。夏のシーズンの観光では、台風時以外に強風に遭遇する心配もない様子。9月の台風あけ、2日後くらいの万座毛での風は冷たくもなく心地の良い微風という程度です。半袖スタイルで充分、防寒対策には間に合います。
海の美しさにはお菓子御殿の次に綺麗でしたが、ここでは風を感じながら東シナ海を窓枠越しなしで体感することができるという自然派にとってはうれしい良さがありました。双眼鏡を準備できれば直遠くまで見晴らしが良いでしょう。自然の呼吸を感じるとき、とても気持ちが良い場所でした。ここは他と違い広いので観光客同士の対向がなくてストレスも感じなかった記憶があります。