日本一周22日目
美唄のピパの湯ゆ~りん館を出発して今日も元気に日本一周へ!日本一周開始してからおよそ3週間、ちょっとずつ疲れ?みたいなものが出てきて宿についてお風呂入って油断するとすぐ寝てまう・・・好きなことやってるんだから疲れたとか言うなよって感じですが体力が(悲)
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
わたし、なんでなのかはわからないんやけど産業遺構が好きなんです。北海道の赤平・夕張あたりは炭鉱の街。これはスルーするわけにはいかーん。ってことで立ち寄った赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設。
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設は赤平の貴重な炭鉱遺産を紹介する施設。このあたりでは実際に見学できる炭鉱跡はこの赤平の施設だけなんだって!
実際に炭鉱で働いていた炭鉱マンがガイドをしてくれます。元職場を案内してくれるのでかなり臨場感ある解説が聞けて興味深いです。裏話的な?エピソードなんかも教えていただきました。
元炭鉱マンに導かれ…旧住友赤平炭鉱立坑櫓等の建屋内部等を見学。
かつて、「東洋一」と謳われた旧住友赤平炭鉱立坑櫓のヤード内部や、実際に炭鉱で使用されていた大型掘削機械等を展示している自走枠整備工場を見学。
非常に興味深いなと思ったエピソードがお弁当。炭鉱マンたちはお昼ご飯を炭鉱の中で食べます。ネズミが走り回る炭鉱内、残したお弁当は地上に持ち帰るのが原則だったそうですが、ネズミも我々と一緒に炭鉱内で頑張っている!ってことでネズミたちのために炭鉱内に残飯を残していくことが多々あったと。
別の炭鉱では炭鉱内で亡くなった人たちの霊を地上に連れてこないように食べ残しは炭鉱内に残すっていう話もあったそう。事故の話などかなり生々しいお話もあり炭鉱内の過酷さが伝わってきました(たぶん想像の数倍も過酷だと思うけど)
所要時間はおよそ90分!かなりしっかりと見学できるのに料金は800円とお手頃。ガイダンス施設内常設展示だけの見学なら無料です。常設展示の内容も充実しているので無料の展示だけでも見応えがありますよ!
歌志内市郷土館
明治時代から炭都として栄えた歌志内の歴史や文化を映像や豊富な資料で紹介する郷土資料館。赤平の炭鉱見学施設のすぐそばにあるので炭鉱系見学をハシゴしましょう。
炭鉱系の展示物だけではなく、手宮・幌内間開通後、道内で二番目に開通した鉄道『歌志内線』の資料もあります。歌志内線は、砂川駅と歌志内市の歌志内駅を結ぶ全長14.5kmの短い路線。沿線の炭鉱から産出される石炭の積み出すために、1891年に北海道炭礦鉄道により開業しましたが…役目を終え廃線となりました。
昭和レトロ展示コーナーが超充実。白黒テレビや電気洗濯機、ちゃぶ台ほか生活用具の数々など、昭和30年代タイムスリップ…エモい。
芦別のレジャー遺産
北海道芦別市の『北海道大観音』もちらりと見られました!これワンダーJAPONっていうチンスポB級スポットを特集する雑誌に掲載されていていつか実物を見てみたいなぁと思っていたので嬉しかった!
もともとは『北の芦別』っていうレジャー施設内に建立された観音像だったんですが、そのレジャー施設運営が経営不振、その後紆余曲折を経て現在は石川県金沢市に本部がある宗教法人が購入。現在は同法人の北海道分院として運営されているそう。入口は閉鎖されていたので観音像は遠目から見学。
富良野はラベンダーが見頃でした♡
富良野はちょうどラベンダーの最盛期でした。富良野の街、平日でも観光客が多く車で渋滞している箇所も多々。ほんまは北海道のラベンダー畑『ファーム富田』でラベンダー見てふらのメロンを食べよう!って思ってたんやけど、駐車場は超満車。平日なのにすごい人気すぎて駐車場行列に並ぶのがなぁ・・・ってことで諦めました。
北星山ラベンダー園はすごく空いていたので、ここ穴場かもしれません。観光リフトで北星山の頂上へ。リフトからはラベンダーの他にも色とりどりのお花を眺めることができます。
リフトを降りると「十勝岳連峰の大パノラマ」、「富良野盆地ののどかな田園風景」、「一面広がるラベンダー畑」の3点セットを堪能できるのでめっちゃいい!
富良野はインバウンドのお客さんがかなり多いなぁという印象でした。特に中国人観光客の多さよ!!ラベンダーの花、勝手に取っちゃあかんやろ‥・。
吹上温泉 白銀荘
上富良野にある白銀荘さんにて日帰り湯。十勝岳中腹の大自然に囲まれた自炊の温泉宿で駐車場の横にはキャンプ場もあります。こんなところでキャンプしたらめっちゃ気持ちよさそう(夜は寒そうやけど温泉あるから無問題っぽい!!)
白銀荘の近くにはTVドラマ「北の国から」で宮沢りえちゃんが入浴したことで一躍有名になった混浴無料露天風呂『吹上露天の湯』があるんやけど、駐車場を見たらめちゃくちゃ車が止まっていたので混んでそう…ってことでやめました。
建物は山小屋の雰囲気。こちらも私の大好きな『サ道』に登場の施設♡サ道の収録地であり聖地。サウナーにおける「北の聖地」として人気が高いんですが、この宿がサウナ威力を発揮するのが冬の積雪時期なんですよね。サウナで熱々の身体で雪にダイブ!
サウナだけじゃなくて、温泉もまたいいんですよね、ここ。打たせ湯もあり内湯2つ露天は3つ(温度違い)さらに水着着用で混浴露天風呂あり。風呂がありすぎて浴槽巡りが忙しい(笑)結局熱めの露天浴槽→外のベンチで風にあたってクールダウン。人が少なかったのでベンチに寝っ転がって流れる雲を眺めてるのが最高♡
お湯は、内風呂・露天風呂ともに加水、加温なしの源泉100%酸性−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉。熱めの湯ちょっと浸かるとしばらく汗が吹き出す温まり過ぎちゃうええ湯。
十勝岳温泉 凌雲閣
日本一周22日目の宿は十勝岳温泉 凌雲閣さん。十勝岳の頂に最も近い温泉宿で標高1280mの北海道で最も高地にある温泉宿でもあります。日本秘湯を守る会の会員宿。
1泊朝食付きで17600円とちょっとお高めな気がするけど、眺望の良さとお湯の素晴らしさで宿泊費のことは忘れた。湯上がり玄関外のテラス席で呑むビールが最高すぎたぜ。
標高が高いので下界の暑さが嘘のよう…夕方は寒いくらい。風も凛としている感じ。
お部屋は眺望抜群のツインルームを一人で使用。テレビ・冷蔵庫・洗面台ありですがトイレは共同。
大タオル・小タオル・浴衣・アメニティ類は完備。カラー浴衣がかわいいです。
部屋の窓から夕陽。
温泉は男女入れ替え制でそれぞれ内湯と露天があります。夕食なしにすると夕食時間帯の浴場は誰もいない!独泉祭りやぁ~!
露天はぬるめの湯で永遠に入っていられる感じ。冬には温度が低すぎて入れなくなるってくらいの温度です。とにかく眺望がすばらすぃ。かなりワイルドな雰囲気の露天でやっほーしたくなるわ。
凌雲閣さんには源泉が2つあります。茶褐色の凌雲閣2号井はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)。酸っぱい酸性湯のアルミニウム・カルシウム-硫酸塩温泉(酸性低張性低温泉)。
熱い湯と低温の湯があるので交互浴ができてめっちゃトトノウよ!サウナや冷たい水風呂もあるのでトトノイ方程式は無限大な気がする…ワンダーONSEN!!!
鉄の湯よりも酸性のぬる~い湯が非常に好きだった…
朝、露天に入ったらかなりの虫の大群が溺れていたので、無視苦手な方は正直ひくかも(笑)わたしも一瞬、うわぁってなったけどせっせと虫たちを追い出して入湯。露天風呂はこういうの仕方ないので口コミで書くのはやめたほうがいいと思うんだよなぁ(どの宿でも。清掃していないわけじゃないと思うので)
大女将さん、結構なご年齢だと思うんやけど元気に館内にいらっしゃって色々話しかけてくださりました。チェックアウトのときも声掛けしてくださってありがたい。帰り道はくねくねしてるから気をつけてねと。
日本一周22日目の行程
日本一周22日目は80Km・4時間半ほど運転しました!