モーレツ女子旅部 VLOG
不思議な雰囲気がある場所:1977年火山遺構公園
旅した日:2023年11月
洞爺湖のそばにある1977年火山遺構公園に行ってみました。
この火山遺構 は、1977年~82年の有珠山の火山活動の地殻変動で倒壊した病院施設とその周辺が整備されている公園です。
この時の火山活動で火口原内の有珠新山の成長に伴って洞爺湖岸では地盤が約25mも湖側へ動いたそう。
大きな地殻変動だったことがわかる貴重な遺構なんですね。
病院付近の地盤は1本の単純な断層ではなく、多数の小断層で破砕され、全体として右横ずれの断層帯となってその動きが建物を倒壊させました。
病院は、噴火開始後数日でひびわれが始まり、2~3ヵ月後には徐々に倒壊していったそうです。
三連休に訪れましたが観光客は誰もおらず、倒壊した建物が静かにひっそりと時の流れを刻んでいました。
今にも崩れてしまいそうな、それでいてまだまだこのままずっとこの場所で時を刻み続けそうな…そんな不思議な雰囲気がある場所です。
高台にあるので眼下には洞爺湖が。
湖面のきらきらと、廃墟のざらざら感が対照的で変な感じ。
しばらくベンチに座って遺構を眺めていましたが、時の流れの不思議さと、自然の残酷な力強さと…そんなことを思った11月の午後。
北海道有珠郡壮瞥町字壮瞥温泉76-17
※駐車場あります
※駐車場あります