小樽 北運河かもめやで雪かき体験(1)
旅した日:2013年12月
昨年の秋にお世話になった北海道・小樽北運河のかもめやさんに雪かき体験させてもらうために1月にまた小樽に行ってきました!
以前、お宿に滞在した際に、宿の女将さんや他のお客さんが北海道の大雪話や雪かき話しているのを聞いて、「それじゃ、また真冬に雪かきしに、小樽に戻ってきます!」ということで、小樽へカムバックです♪
小樽運河の中央からちょっと離れた北運河にある小さなレトロなお宿です。
笑顔の素敵な女将さん&息子さんで運営されているほっこりできるお宿です。
古い民家を生かした建物の中には4室のレトロモダンなインテリアの客室があり、どのお部屋も居心地が良さそうです。
4部屋のうち2部屋に泊まりましたが、本当にゆっくりとくつろげる雰囲気でしたよ。
我が家よりも落ち着けるかも(笑)外国のお客さんや常連のお客さんが集まってきます。
写真はかもめやさんのホームページからお借りしました!
今回は4日間、このかもめやさんにお世話になってきました。ほぼ毎朝、宿の息子さんと一緒に雪かきをして、昼間は小樽の街をぶらぶら散歩・・・という感じでプチ北の国から生活です。
夜のうちに降り積もった雪を朝、一生懸命にかいても、夕方になると昼間に降った雪でまた宿前の通路が埋まっている・・・そんな感じの北口ライフでした。
かもめやさんのブログにも雪かきの記事を書いていただきました!
1日中、雪が降り続く日なんかは、何度も何度も雪かきをしなければ、外に出れなくなってしまうとか・・
わたしは雪のあまり降らない地域で育ったので、興味本位で雪かきをさせてもらったけれど、かなり重労働だし、冬の間中、毎日この重労働をしなくてはいけないと思うと、北国での生活は厳しいものだなぁと思いました。
安易に北海道はいいところですね~という言葉はこれからは言えなくなりそう・・
朝の雪かきを終え、小樽の街をぶらつきます。
ちょうどこの時、10年に一度の豪雪状態だったので、外はどこもかしこも真っ白。
そして吹雪がビシビシ顔を叩きつけて、痛いし、辛い・・・それに耐えての豪雪の中の街ブラです。
宿の裏手にある廃線の跡地のアイヌ犬達のおうちも雪で埋まっていました。
でも全然寒くなさそうで、元気にしてたのでよかった。北国の犬はたくましい!
北運河沿いもブラブラ。誰もいません・・・こんなに雪があるのに、風が吹かなければ意外とほど寒くないんです。
わたしの身長以上に、道路わきに積み上げられた雪、雪、雪・・。
ほんとに凄い量です。
北運河沿いにある製罐工場も寒々しげ・・・・
宿の女将さんに教えてもらったお食事処「海猫屋」さん。
映画のロケに使われたこともあるそうで、味のある素敵なお店です。
小樽の街中にはアンティークショップもたくさんあって、お店の中を見るだけでも楽しい!
こんもりと積み上げられた雪!もうすぐ標識が見えなくなっちゃいそうです。
豪雪の中、特に目的もなくブラブラ歩くのに疲れたし、足の先っぽが凍ってきて辛くなってきたので、オルゴールのお店「海鳴楼」に入ってみました。
小樽といえば、ガラス工芸&オルゴールという印象ですが、実際に街中にはガラスのお店やオルゴールのお店がいっぱいありました。
オルゴール専門店の海鳴楼では、自分の好きな曲とケースを組み合わせてオリジナルのオルゴールを作ることができるそうです。ケースにデコレーションもでき、世界にひとつだけのオルゴールを作れます。
1923年(大正12年)に北海道拓殖銀行小樽支店として建てられた歴史的建造物を使った素敵なお店。
ここではお茶を飲むこともできますので、小樽散策の小休止によさげ!
サカナクションの山口さんは小樽出身なんですね~。
サカナクションの「夜の踊り子」の曲を頭の中でリフレインさせながら、再びの小樽ブラブラ。
「跳ねた跳ねた 僕は跳ねた 小学生みたいに 雨上がりの夜に跳ねた 水切りみたいに 明日を素通り 」
ガラス屋さんの店の前にカップルの雪だるま。私が作った猫型の雪だるまよりもかなり完成度高いですね・・・悔しいっ!
小樽の街の坂の上のほうに鎮座する「小樽住吉神社」に行ってみました。
雪の神社は音がわからなくなるほど静かでした。雪が音を吸収しているんでしょうか。叫びたくなるほどの静寂です。
宿の女将さんに教えていただいたカトリック富岡教会です。
小樽市に歴史的建造物に指定されている教会。
正面玄関部の尖塔アーチから十字架を掲げた八角小塔にいたる上昇感を強調した建物で、外観はゴシック様式を取り入れています。
マリア様に見守られながらのキノコプロジェクト。
ここで雪に埋もれて春になったらまた姿を現すでしょう。
南小樽にある銭湯「神仏湯」。
タオルを無料で貸してくれると貼り紙があったので、お風呂の用意はなかったけれど入ってみました。
小樽にはこんな感じの”昔ながら”の銭湯がいくつかあります。
この銭湯は、明治の中頃よりあり、伝統ある銭湯だそうですよ!
銭湯だけど天然温泉100%!!
街中徘徊でキンキンに冷えた足先や手先を熱々のお湯につけるとキュイーンと身体がほどけていくような・・・・真冬のお風呂最高!
2日目は朝の雪かきのあと、にしん御殿として知られている小樽貴賓館・旧青山別邸に足を伸ばしてみました。
相変わらずの豪雪ですが、小樽駅からバスに乗って祝津三丁目で下車して、御殿までの道のりを歩きます。
祝津は小樽の街中よりも更に雪が深く、じゃんじゃん降ってました。バス停から小樽貴賓館までの道のりが雪で埋まっていたので、膝下くらいまでありそうな雪の道をゼーゼーいいながら歩かなくてはならず・・途中で諦めそうになりながらも、無事到着。
にしん御殿「旧青山別邸」はにしん漁大網元の威信をかけて建造された、「北の美術豪邸」と云われる北海道屈指の豪邸です。
建物内部を見てまわることができますが、お金持ちのお家だなぁ・・・という庶民的な感想をもったことくらいしか覚えていない・・
あとは、建物内部は土足禁止で靴を脱いで入らないといけないんだけど、真冬に靴下1枚で木造の建物内を回るのは辛い・・ということで、受付ではスキー用の靴下を無料で貸してくれます。
祝津から小樽運河へ戻ってきました。
夕食前に宿のそばにある銭湯へ。
小樽の銭湯は非常にリピートしたくなってしまいます。
この玉の湯の創業は大正14年で85年以上の歴史があるそうです!
脱衣場には壊れて使えなくなってしまった年代物のマッサージ機らしきものや、パーマかけるときにかぶる機械(?)みたいな仕様のドライヤーが置いてあって、映画のセットみたいでした。
ちなみに番頭さんもしっかりどっしりいらっしゃって、フルーツ牛乳も完備されてました(笑)
玉の湯、シリカブラック効果でめっちゃ温まった!
小樽 北運河かもめやで雪かき体験(2)に続く・・・
おたる北運河かもめや
今回お世話になったお宿。めちゃくちゃ大好き。リピートしてます。