元伊勢として知られるこの古社は、伊勢神宮に奉られる天照大神と豊受大神がかつてこの地から伊勢へ移されたという伝承に由来します。
奈良時代には丹後国の一の宮として、また平安時代の「延喜式」では名神大社として認定され、山陰道で唯一の大社として最高の社格と由緒を有しています。本殿正面には、伊勢神宮と籠神社にのみ許されている五色の座玉(すえたま)が輝いています。
境内には、地下水の流れる音が聞こえる水琴屈があり、その神秘的な音色は訪れる人々の心を穏やかにします。
また、天の浮橋神話によれば、神代の時代に天にいたイザナギノミコト(男神)が地上の籠神社の奥宮眞名井神社にいたイザナミノミコト(女神)に会うために使っていた梯子が天橋立だったとされています。この伝説にちなみ、現在は男女の良縁成就の地としても伝えられています。
京都府宮津市字大垣430
時間|7:00~17:00
時間|7:00~17:00