若狭富士として知られる青葉山の中腹に位置する松尾寺は、西国三十三所巡りの第二十九番札所です。この寺院は、国宝である普賢延命像(絵画)や快慶作の阿弥陀如来坐像など、多くの貴重な文化財を所蔵しています。これらの文化財は、春と秋の各2ヶ月間、境内の宝物殿で一般に公開されます。
松尾寺は、その美しい境内と文化財の豊富さだけでなく、江戸時代から伝わる「仏舞」という珍しい宗教行事で知られています。
この仏舞は、大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来の三像の面をつけ、越天楽の譜に合わせて優雅に舞うもので、府の無形文化財に指定されており、毎年5月8日に奉納されます。馬頭観音を本尊とする松尾寺は、その歴史的価値と文化的重要性で訪れる人々を魅了しています。
京都府舞鶴市字松尾532
営業|8:00~17:00
料金|宝物殿拝観:800円(要問合せ)
営業|8:00~17:00
料金|宝物殿拝観:800円(要問合せ)