妙見温泉の西側を200mほど登った山腹にある熊襲の穴。
古代の南九州にはクマソと呼ばれる人々が住んでいました。クマソは熊のように猛々しく、勇ましい人々であったといわれ、古事記では「熊曽」、日本書紀では「熊襲」と書かれています。
熊襲の穴はクマソ族の首領・川上梟帥(カワカミタケル)が住んでいたところで、女装した日本武尊(ヤマトタケルノミコト)に殺されたと伝えられています。
入口は狭いものの中は広く、奥行き22m、幅10m、高さ6mの広さがあります。
芸術家・萩原貞行氏のモダンアートが描かれており、神秘的な雰囲気が漂っています。
入口には、芸術家・竹道久氏政策の作品「神々の想い」があります。
熊襲の穴は心霊スポット!?
熊襲の穴は、カワカミタケルがヤマトタケルに殺された現場です。おそらくそういった伝承から心霊スポットといったイメージを想起させるのかも・・・実際にこの、熊襲の穴を訪れてみましたが心霊的な雰囲気や怖さは全く感じませんでした。ちょうど芸術家・萩原貞行さんが壁画アートを描いている作業中で、エネルギーが溢れている!雰囲気でしたよ。
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4381-1