高千穂河原 旅行記
旅した日:2023年2月
鹿児島県霧島市にある霧島神宮が建立されるよりもさらに200年、霧島神宮はこの高千穂河原の地にありました。
霧島神宮は古くは高千穂峰山頂近くにあり、火山噴火とともに頻繁に焼失したため、天暦年間には高千穂河原に神社が移されました。
しかしこの地に移された霧島神宮もまた1235年の噴火で焼失し・・・鳥居と参道、そして社殿の跡地が残るのみとなりました。
現在の霧島神宮がある場所から少し離れた高千穂峰の登山口には、霧島神宮古宮址が今も残っています。
高千穂河原は、天孫降臨の地「高千穂峰」の入り口でありスピリチュアルなスポット、パワースポットとして登山客だけではなく観光客にも人気のスポットです。
駐車場のすぐ横には鳥居があり、300mほど参道を進めば霧島神宮古宮址に行くことが出来ます。
たった300メートルの参道なんですが、周辺が荒涼とした雰囲気でふと賽の河原というキーワードが思い浮かんでしまいました。
天気が良かったので怖い雰囲気はありませんでしたが、夕暮れ時や天気の日だとちょっと不気味な雰囲気かもしれません。
まったく霊感もスピリチュアルパワーもないので、のほほんと参道をお散歩しながら古宮址へ。
このあたり、高千穂河原登山口があります。霧島山の御鉢や高千穂峰方面への登山道が延びており、霧島山登山拠点の一つとなっているようで登山装備の方も沢山いらっしゃいました。
参道をしばし進むと大きな鳥居。
周辺が開けているので突如として現れる鳥居が不思議な雰囲気でした。鳥居の向こうにあるはずの本殿がなく、お山なんです。
古宮址の社殿跡入り口に立つ鳥居の先には御神体とされる高千穂峰の側火山が見えます。
社殿が焼失したときの噴火で御鉢の高さが100m以上高くなったそうな。
小さな気が1本生えている・・・
この場所で、毎年11月10日夕刻には「天孫降臨御神火祭」が行われるそう。神事が執り行われる神聖な場は立ち入り禁止。
事前にパワースポットだかスピリチュアルなスポットだとかの情報があったせいなのかどうかわからないけど、なんとかく体がすっきりしたような・・・(笑)
ある意味アファメーション、自己暗示みたいな。
でもロケーションがスカッと!抜けていて、ドドーンと大きな鳥居があって、さらさらと風が流れているロケーション、めっちゃきもちい~。
トトノイ後のサウナーのような気分で高千穂河原を後にしました(笑
高千穂河原
鹿児島県霧島市田口高千穂河原
九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から約50分
※駐車場有・有料