『森舞台』の愛称で親しまれているこの能舞台は、300年近い歴史と伝統を誇る登米能のホームステージとして平成8年にオープンしました。
もと登米伊達家の御鍛冶屋屋敷跡地に、山裾の地形そのままの豊かな自然に抱かれて端正な佇まいを見せています。
設計者は建築家隈研吾氏。
風を感じたり、光を感じたり、自然を感じながら、“自然と一体となった場所で能は表現されるもの”との想いから目指しました。
“森と一体の能舞台”であり、まさにその言葉通り「Noh Stage in the Forest」です。
また能舞台建築の伝統を踏まえながら、随所に新しく個性的な工夫がなされています。
地元産素材を多用:舞台の柱は地元産のヒバを用い、屋根は登米町特産の天然スレート葺き。
周囲の景観との融和:舞台には腰板をつけていないため、夜になると舞台は宙に浮いているような雰囲気に!
床下には足拍子の共鳴装置として配置された瓶を数個配置しています。
宮城県登米市登米町寺池上町42