奈良県の吉野方面、下市町にある丹生川上神社下社は、天武天皇675年に奉斎された日本最古の水の神を祀る古社です。
万物の生命の源となる水を主宰される美しい女性の神様、闇龗神を祀っている神社。縁結びにもご利益があるんだそうです!
763年に黒毛の馬を献上して以来、雨乞いには黒馬を、晴れを祈るときには白馬をこの社に献上したといいます。これが後に絵馬発祥につながっていたそうな!
洞川温泉に行く途中にふと立ち寄ってみた神社なのですが、思いもかけずめっちゃよい神社でした。
駐車場に車を停めて境内へ。黒いお馬さん、白いお馬さんが境内の柵の中でパカパカしていました(笑
白い子がやんちゃな性格のようで、黒い子を追い回していて遊んでいるのか?パワハラしているのかよくわからんけど、ほんわかしました。
かわいいです・・
手水場のところで、丹生の川上祓えの証が売っていましたので、説明の張り紙を見ながらやってみました。
1体100円で丹生の川上祓えの証がを購入。袋の中に入っている人形(薄い紙でできているひとがた)を取り出す。
この人形を右手に持ち、左肩、右肩、左肩を撫で、次に身体の気になる部位も撫で、人形に息を吹きかけ自分の穢れを人形に移す。
最後に人形を水に流す・・・水につけると人形は流れながら溶けて消えていきました・・ちょっと陰陽師の世界っぽいなぁと思いながら。
自分の罪穢れを移した人形がしゃーっと流れてふわっと溶けていく様は、自分の汚いものもふわぁっと消えていくようで清々した気持ちになりました。
境内にはパワーあふれる巨樹があったり、丹生の真名井(清めのお水)、いわれのある石があったりで見どころが沢山ありました。
丹生川上神社下社
飛鳥時代に天武天皇によって675年に創建された社。延喜式内社、名神大社、二十二社、官幣大社と、歴史上どの時代にも最高位の社格を有し、雨乞いの神、日本最古の水神を祀る神社として有名。神社建築上の特長としては、丹生山山頂に鎮まる本殿まで続く木製七十五段の階(きざはし)が見る者を魅了します。一年を通し6月1日の例祭の日のみ、一般参拝者もこの階を登り、ご本殿を間近に参拝が許されます。
近鉄下市口駅から奈良交通バス 長谷下車、徒歩約1分