小国川の豊かな清流に臨む義経のロマン薫る伝説の湯。
小国川の左岸に開けた静かなたたずまいの温泉です。
源頼朝の追手を逃れて平泉をめざしていた義経一行が発見したいう伝説が語り継がれています。
古くから新庄の奥座敷としてにぎわってきた瀬見温泉には、懐かしさを感じさせる風情とぬくもりがあふれています。
瀬見温泉の日帰り入浴可能な施設一覧
ゆめみの宿 観松館 | ¥660 | 山形県最上郡最上町大堀987 |
瀬見温泉 喜至楼 | ¥500 | 山形県最上郡最上町大堀988 |
瀬見温泉 旅館小川屋 | ¥400 | 山形県最上郡最上町大堀990 |
瀬見温泉共同浴場 せみの湯 | ¥400 | 山形県最上郡最上町大字大堀987-15 |
薬研湯(野湯) | 無料 | 山形県最上郡最上町瀬見 |
山形県最上町大字大堀987-15
JR陸羽東線瀬見温泉駅より徒歩約10分
山形県の秘境にある秘湯瀬見温泉を訪ねて
山形県は東北地方に位置しているために、冬の季節が訪れると秘境、秘湯としての温泉及び温泉宿が賑わいます。山形県内の温泉地は数カ所存在しますが、ほとんどの宿、温泉地が山奥の秘境と呼ばれても良い立地に位置しています宿の建物も木造、築年数が古く、他には見ない古風な物件が残されているのです。
今回旅した先は、山形県のうちでも日本海に面している位置にあります。山形の瀬見温泉です。宿をとった先は「喜至楼」という看板の温泉宿。その建物ははるか昔の中国かロシアあたりの面影を残しているかのようにロマンの感じる趣です。瀬見温泉駅を最寄駅としています。山形では最古の古さと聞いて、納得。江戸の安政に創業、別館は大正時代に建設された建物林立して鎮座しています。
お風呂はというと、ローマ式千人風呂、オランダ風呂となぜか名前だけは外国、ヨーロッパなので不思議でしたが、確かにお風呂の様相はタイルを用いたデザイン性など外国の文化を取り入れてありました。実は、このお風呂について、いつからこんな名前やデザインになっているのか聞いてみたかったのですが、おかみさんの姿もなく機会がなく残念でした。
建物内部はというと、これもまた外観と同じように広い。お部屋の中も昔のままデザインであるという好印象を受けたものの、いつの時代から残されているのか、知りたくなるほどの古風なお部屋でした。
また非常に関心高かったことは、この地昔か重宝されていたであろうという民芸品、生活用品の展示が建物内にあることでした。民俗的な物が無料にて拝見することが可能であると言うことで、興味深く見学させてもらいました。
建物そのもの全体が民俗博物館のような宿、まさに秘境にしかないと言う秘湯を体験することが出来るありがたい宿でした。
冬の12月から3月頃までのシーズンに積雪の中の景色とその他の季節では雰囲気もまた違います。ウインターシーズンの雪の日最もいい雰囲気を醸し出している宿でした。とくに外観はタイムスリップして過去に戻っていくような気分です。
お食事について関心と注意を向けられる方が多いと思います。山形県の特産物といえば、山形牛のお肉が知られています。ただ、このお宿ではお刺身他、田舎料理を頂きました。健康にも良さそうな粗食という印象のメニューです。まさに秘湯でのお食事を楽しむことができました。
お食事について言及しておくと、山形でも山手の方ではお刺身よりもお肉、山形牛を提供しているお宿もあり様子ですね。お料理についてこだわりや希望がある旅行者は事前に訪ねておくと賢明でしょう。
気になる宿泊代金は、民宿一泊程度の金額でした。今時旅館に一万円以下の宿泊料金の宿もホテル稀になっています。この宿の趣やお風呂にお料理、趣味、嗜好さえ合致することができたのであれば、ぜひにおすすめしたいという冬のシーズンの秘境、秘湯でした。当初宿の中が寒くお湯がぬるいと嫌だと心配したのですが、お風呂のお湯は熱めで暖まりました。