今からおよそ1200年前に栄えた古代山岳寺院跡。
「銅竜頭」や堂宇の礎石群が隆盛を極めたころの面影を伝えている。
今から1000年以上も前の平安時代中頃に栄えた山岳寺院で、山中にはお堂や塔の跡が残っています。
昭和38年から行われた発掘調査により、平安時代中期の東北北部で最大規模のものであることが確認されました。
伝承によれば、700を超える僧坊、36の堂塔からなる一大寺院であったといいます。
また「定額寺…国営の寺に準ずる地位の私営の寺」として歴史書にみえる「陸奥国の極楽寺」ではないかとも言われています。
平泉が繁栄を迎える200年以上前に、北上盆地の一大聖地として栄え、築き上げた文化は高く評価され、平成16年には国指定史跡に指定されました。
岩手県北上市稲瀬町内門岡39