塚原温泉 火口乃泉

旅した日：2023年11月

塚原温泉 火口乃泉

大分の由布院にある日帰り温泉施設、塚原温泉に立ち寄り湯♨️

急勾配な砂利道をしばし走ると荒涼とした風景が…駐車場からは木が生えていない山肌を望むことができます。

〇〇地獄のような雰囲気。天気がいいと白っぽい山肌がめっちゃ眩しい！

照り返しやばいです。

見学料金をお支払いすると火口見学もできるとのことでしたが、温泉巡りの旅…先を急がねばと今回はスルーしました（あとから見学しとけばよかったと後悔）

塚原温泉は、平安時代から湧き続け、伽藍岳（がらんだけ）の中腹にある強酸性の温泉で、石鹸の利用が不可というパワー系温泉。

鉄イオンの多さ全国１位、酸性度の強さ全国２位、アルミニウムイオンの多さ全国２位、日本3大薬湯の１つという珍しい泉質を持つ温泉だそうです。

九州八十八湯めぐりと別府八湯温泉道のスタンプも置いてありました。

別府から外れてるのに仲間入りしてるお湯なのね♨️

大浴場は内湯と露天の2種類があり、それぞれに入湯料金がかかります。家族風呂もあり◎

建物も別棟になっていました。泉質はどちらも同じだよーとのことで、独泉できる露天をチョイス。

強酸性…この前入った玉川温泉を想像してかなり身構えて入ってみたけど、ほんのり硫黄臭？金属臭？香る優しいお湯で、玉川のような肌のピリつきを感じず。

ヨカッタヨカッタ😅舐めると酸っぱいので、酸性だなぁと実感です（笑）

季節のせいか少しぬるめのお湯の中には細かな湯の花が大量に舞っています。

内湯だともうちょっと温度が高いのかも。

岩風呂の岩の表面は緑色に変色していてぬるり。

湯船の底には大量に湯の花の成分が溜まっていて、このお湯の濃厚さがうかがえます。お尻がまっちろけになる（笑）

しばらく入ってるとお湯がぬるっとするような？錯覚か？

湯の花の状態によりお湯の温度が日によって変わって見える不思議な湯です。わたしには綺麗なグリーンに見えました👀

温度もここちよきぬる湯で、11月のちょっと肌寒い季節も相まって長湯がきもちええ…♨️

日本三大薬湯とのことで、なんだか体がしゃっきりしたような（？）

源為朝が、傷を癒すために湯につかる鹿を目撃したことから始まったとされるこの温泉、800年以上の長きにわたり湧き出し続けているそう。

お湯は伽藍岳の中腹に位置する泥火口から自然に湧出する源泉を使用しており、100％天然の掛け流し式温泉。

湯上がりには、火口の蒸気で蒸し上がった温泉卵を頂きました。

伽藍岳を眺めながら湯冷まし湯冷まし♡開放的な風景に涼しい風…トトノッタ！

NHK「ブラタモリ」で塚原温泉火口乃泉が紹介されました

2017年2月のブラタモリで塚原温泉が紹介されていました。
その際、番組の中で京都大学名誉教授の由佐 悠紀（ゆさ ゆうき）教授からタモリさんへ「伽藍岳（がらんだけ）の地下に眠る熱水こそが別府八湯すべての温泉源であり、別府温泉全てのお湯の供給源となっている。」と説明がありました。