解体から約140年を経て部分復元された奉行所
箱館奉行所は市民や観光で訪れる人の憩いの場である五稜郭公園のほぼ中央に、解体から約140年を経て部分復元された箱館奉行所。
マツの木に囲まれながらたたずむ姿は、幕末の時代にタイムスリップしたような威厳をたたえています。
函館奉行所の歴史は?
箱館奉行所は、日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所です。
当初は箱館山の麓に置かれましたが、内陸の地に移転が計画され、その外堀となる五稜郭と共に1864年(元治元年)に完成しました。
1868年(明治元年)戊辰戦争最後の戦いとなる箱館戦争の舞台となり、旧幕府脱走軍降伏2年後の1871年(明治4年)に解体されました。
地上に存在した期間はわずか7年でした。
北海道函館市五稜郭町44-3