2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

日本一周DAY32 津軽半島

目次

日本一周32日目

龍飛旅館
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築100年の老舗の龍飛旅館さんを後にして今日も元気に日本一周。ご飯が本当に美味しくて女将さんがチャキチャキ元気な良い宿でした~!次はランチにウニ丼を食べたいなぁ。

龍馬山 義経寺

青森県外ケ浜町三厩(みんまや)地区には源義経が奥州・平泉で自害することなく、ひそかに逃れて、この地から津軽海峡を渡り、北海道に逃れたという義経北行伝説が伝えられています。

太宰治も小説「津軽」の執筆の際に訪れたこのお寺からは海がキラキラの眺望。幹線道路から階段を登って行くこともできるけど、ものすごい急な上り階段なので、車で駐車場からアクセスするのが良いかと…。

三厩の街並みや津軽海峡を見渡しながら義経伝説や太宰治に思いを馳せる。

三厩駅

津軽半島最北端の駅、三厩駅にも行ってみました。最北端の駅なんですが、実は2022年の豪雨被害で津軽線蟹田~三厩が運休状態、復旧の見込みがないとのことで現在は稼働していない駅なんです。

使われなくなって久しい線路は雑草に覆われ没しつつありました。乗客も駅員さんもいないさみしい雰囲気。

このまま廃線駅になってしまうのかな。

龍飛崎

風の岬、龍飛崎。本当に風が強い!被っている帽子がふっとびそうになるし、履いていたロングスカートもすごい勢いで捲りあげられるし、想像以上野風の強さでびっくり。晴れていて天気がいいのにこんなに風強いなら、台風の日とか低気圧とかどんだけの強風なんやろか。

津軽海峡冬景色の歌謡碑。赤いボタンを押すと爆音でさゆり姐さんの歌声が響きます。風が強いから爆音じゃないと聞こえんぞっていう意気込みを感じる大音量(笑)

あまり良く見えないけど、遠くには北海道が見える?

ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす
息でくもる窓のガラス ふいてみたけど
はるかにかすみ 見えるだけ

さよならあなた 私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ 津軽海峡冬景色

悲しいとかさみしいとか直接的な感情表現が一切ない歌詞なのに、歌詞に出てくる女性の感情をビンビンと感じる素晴らしい歌詞。阿久悠先生、天才や。

階段国道

日本で唯一の階段の国道。国道なのに車もバイクも通れなーい!歩行者しか通れないという風変わりな国道です。

岬下の龍飛漁港から龍飛埼灯台までが362段の階段になっていて、総延長388.2メートル、標高差約70メートル。遊歩道のような雰囲気の国道ですが、階段はかなりハード。下りは楽しいけど、上りはかなりツラい…運動部の修行の場としてはよさそう(笑)あ、国道でトレーニングしたら怒られるか(笑)

青函トンネル記念館

青函トンネル記念館に世界一の体験ゾーン『青函トンネル竜飛斜坑鉄道』っていうおもしろスポットがあるというのでやってきました。

竜飛斜坑線で海面下140m、実際に工事作業に使った地下の坑道を探検気分で見学できるツアーに参加しました。

青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号に乗り込んで、地下の世界へ出発!坑道入口のドアがエヴァンゲリオン発進状態でウィーンと開いていくのがドラマチックだった!胸が高鳴る~!

斜度14度の斜坑を、わずか7分で海面下140mへ。この斜坑は青函トンネル工事の際、作業員の移動や 物資の輸送などを目的として建設されたんだそう。

実際に作業坑として使われた一角に設けられた展示エリアでトンネル工事の様子を学ぶことができます。

案内係さんの説明を聞きながら坑道内を実際に歩いてゆっくりと進んで行きます。所々で解説に耳を傾けながら20分ほどの社会科見学。

青函トンネル工事の凄まじさを描いた高倉健さん主演「海峡」という映画を見たくなってしまったよ。

1200円、所要時間40分。津軽海峡を横断し本州と北海道を結ぶ延長53.85kmの長大海底鉄道トンネルって本当にすごい。昔は青函トンネルは車も通れると勘違いしていたんだけど、地盤なんかの関係で車まで通れるほどのトンネルを掘るのは難しいんだなって理解できた!

旧奥谷旅館

太宰治、N君、棟方志功ゆかりの宿、旧「奥谷旅館」を改修して開設された龍飛岬観光案内所「龍飛館」

青森市出身の版画家 棟方志功を紹介するコーナーや多くの著名人が残した色紙と作品も展示公開されています。見学は無料、お土産に小さな金魚ねぶたまで頂いてしまい…恐縮です。

小説「津軽」の作家 太宰治が友人N君と過ごした部屋。当時の宴席の様子を再現しています。座布団に座って太宰治になりきるごっこをするのが楽しいです。

十三湖名物しじみラーメン和歌山

十三湖大橋の近くにある「しじみラーメン和歌山 十三湖本店」さんにやって来ました! 座敷とテーブルがある広めのラーメン屋さん。青森なのになぜ和歌山?おもしろいやーんって感じで立ち寄ったお店。

なんか有名なお店のようでした。青森で和歌山おもろいってだけで来てしまったので全然事前情報もなにもなく(笑

しじみ大貝ラーメンを注文。普段お酒飲み過ぎちゃうから、しじみエキスたっぷりのラーメンは身体への思いやり?大粒のしじみはアサリくらいの大きさがあって身も美味しく食べられるのがよきよき。アッサリスープなのでばくばくっと完食しちゃって、もういっぱい食べたいなぁなんて思っちゃったよ。あっさり過ぎるのも物足りない可能性。ちなみにこちら、民宿も併設されているそうです。

高山稲荷神社

つがる市の高山の地にある五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の神様としての霊験あらたかな神社。その御利益よりも赤鳥居ずら~の圧巻風景のほうが印象的な神社さんです。

鳥居ずらっと系神社といえば、京都の伏見稲荷とか山口の元乃隅神社に行ったことがあるけど、ここの神社の鳥居は他の神社に比べると新しくてきれい。最近改修工事を終えたばかりなのでピカピカ千本鳥居。

実は千本鳥居の歴史は、わずか40年ほどなんですって。地元農家が幾本かの鳥居を奉納したのがきっかけで、「ぜひ自分も奉納したい」という人が次々と現れたそうな。

千本鳥居をくぐり高台へ。展望所が設置してあるんですがここからだとくねくね千本鳥居の姿をカメラに収めることができます。千本鳥居だけじゃなく、無数のお稲荷さんも境内に並んでいて色んな物が沢山ある神社だなぁ。

太宰治記念館 斜陽館

龍飛で太宰ゆかりの地をいろいろ巡ったので、今日は太宰祭りやぁ~!五所川原にある太宰治の生家、斜陽館にも立ち寄ってみました。

赤い屋根の大きなお屋敷、屋敷のまわりにはハイカラな煉瓦の壁。太宰さんのお家ってほんまにお金持ちだったんだなぁ…超ボンボンで女性にモテて酒浸りで心中繰り返しちゃって、一人の人間に色々詰め込みすぎちゃったのかな神様。混沌カオスな人間味が魅力なんだろうな。

ちなみにわたしが好きな太宰作品は『斜陽』なんですが、「母の居室」「書斎」の襖に書かれた漢詩に「斜陽」とあるのを見つけて、じわじわ来てしまった。これが斜陽の種なのかと。

1階は和風住宅なのに2階に上がると急に洋風になっていたり、太宰治好きじゃなくても歴史的建造物を見るだけでも価値ある施設だと思います。

斜陽館の周辺には産直物産館、津軽三味線会館などの施設もあり賑やかな雰囲気。太宰治疎開の家 旧津島家新座敷も近くにあるので太宰ガチ勢の方は合わせて見学されることをおすすめします!

酸ヶ湯温泉旅館

日本一周32日目の宿は八甲田にある秘湯宿、酸ヶ湯温泉旅館さん。今回で3度目の宿泊!

お部屋は湯治部屋。昔ながらの湯治滞在のための質素なお部屋でじっくり長期滞在で湯治しようぜ!っていうリーズナブルなお部屋です。部屋にトイレと洗面台はなし、部屋のお湯やお茶、布団の上げ下ろしはセルフ。

そう言えば毎回湯治棟の宿泊なので旅館部に泊まったことないなぁ。次回は旅館部屋に泊まってみようかな。でも湯治棟の鄙びた雰囲気や建築が好きなんよね。

サロンや軽食喫茶、このあたりは改装されてきれいになってる。改装前にあったマッサージ店『ご褒びの部屋』は引き続き営業されているようでよかった!

お風呂上がりにマッサージをお願いしたんだけど、ここのおじちゃんにすごく癒やされた…身体は想像してるよりも頑張ってくれちゃってるから、たまには身体のことを思い出して労ってあげてくださいと。生きていると自覚していない小さなストレスばかり、その上、精神的なストレスまで身体にかかってるんですよって。泣いちゃうよ、優しい青森弁でそんな事言われたら…ぐすん。

酸ヶ湯温泉の千人風呂、女性専用時間帯を除いて基本的には混浴。湯浴み着の販売やレンタルもありますが、わたしは湯浴み着なし派です。湯上がりの湯浴み着の処理が面倒、湯に浸かっていて湯浴み着がプカプカしているのが気になりすぎる、無駄にお金がかかるなどなどが、なし派の理由です。

酸ヶ湯の千人風呂は湯浴み着なしでも混浴ハードル低いのだ!女性脱衣所からお湯に入るまでに目隠しがあるし、お湯に浸かってしまえば白濁湯なので全然見えない。

さすがに他の浴槽に湯浴み着無しで移動するのはハードル高いけど、四分六分の湯だけなら裸でモーマンタイよ!

ちなみに男性・女性ともに脱衣所へは階段を登って行くんですが、男性の脱衣所への階段から女性用の衝立の向こう見えます。階段の上で立ち止まって女性エリアを凝視してるおじさんいてウェーってなったYO!!

酸ヶ湯温泉は名前の通り酸っぱい酸性の療養泉。泉質は酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)です。源泉は5つありますが、泉質はほぼ同じ感じ?すべて酸性・含硫黄泉です。

泉質はほぼ同じですが温度が違うため浴槽が分けられており、主に八甲田音頭にも唄われる長い時間温もりが持続する「熱湯」や、「熱湯」よりも熱く感じるものの温もり時間が短めの「四分六分の湯」があり。

ちなみに女性時間帯は午前8時から9時、午後9時から10時の2回。女性時間帯は全女性宿泊者が集っているんじゃないかってくらい女性大集合状態になってました(笑)広い浴場に裸の女性わんさかわんさか、かなりの絶景です(笑)井戸端会議のような雰囲気で知らない者同士で会話するのが楽しかったなぁ。

ちなみに玉の湯も何回か入ったんやけど、千人風呂の女性時間帯はもれなく独泉ができるのでかなり穴場です!

夕食は食堂で湯治飯。質素もとい健康的な量も控えめメニューで酒飲みとしてはちょうどよい感じ♡ご飯と豚汁はセルフでおかわりも可能です。

売店で買ったお酒は200円で持ち込みが可能。陸奥八仙でプチ宴会や~!

朝食はバイキング。豪華ではないけど健康朝食メニューよきよき。

毎回、夏に宿泊している酸ヶ湯…冬の豪雪の時期に連泊して温泉に入る以外はなーんにもしないっていうの憧れちゃうなぁ。酸ヶ湯年越し計画してみようかなぁ。

日本一周32日目の行程

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この記事を書いた人

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