お尻の穴も痛くなる(笑)強酸性の湯にノックアウト
旅した日:2023年8月
『NHKのドキュメン72時間 秋田“いのちの温泉”に集う人々』
”さまざまな病を癒やすと言われる秋田の秘湯・玉川温泉。
一歩足を踏み入れると岩だらけの荒涼とした風景が広がり、あちこちから湯煙や硫化水素ガスが噴き出している。
ここを訪れる人の多くは、がんを発症し、闘病中の人々。
全国各地から岩盤浴のために1週間ほど過ごしていく。
彼らの表情や会話はどこか明るい。
病を癒やすためにこの地を訪れ、何度も通ううちに「何のため、誰のために生きるのか」という問いと向き合うようになる。”
…NHK番組紹介より引用
このドキュメント番組を見てからずっと行ってみたいな、もし身近な人や自分が病気になったら療養しにいくのも良いかもしれないと思いつつ、やっと来ることが出来ました。
番組の作り方や雰囲気のせいもあるんやろうけど、なんだかいつも曇っていてどんよりしていて、病をが抱えた人たちが岩の上に横たわってあちこちで岩盤浴や蒸気浴をしている…暗い感じのところなのかなと思っていましたが、全然イメージ違いました。
岩盤浴の小屋へと続く道は整備されて遊歩道のような雰囲気で、観光のお客さんやトレッキング?の方の姿も。
天気が良くて、白い岩肌に太陽ギラギラ、周囲はとっても明るい。
玉川温泉の源泉「大噴」は毎分9000という大きな湧出量をもち、ひとつの源泉から噴出する温泉としては日本最大級。
近くで見学すると湯気とにおいもすごいんです。服着たまま蒸気浴できます。
蒸気を少しずつ吸い込んで体内に。
細胞が活性化してるような錯覚に。
98℃、pH1.2という強酸性の熱湯が、爆音を上げながら大量に湧き上がるその様はまさに圧巻。
大自然のパワーを実感できます。
売店ではババヘラアイス、嶽きみを茹でたやつ、温泉たまごを買って食べました。
大浴場は11種類の浴槽で好みや体調に合わせて入泉できる療養泉的な雰囲気。
源泉100%の浴槽が温泉の効能が一番期待できる浴槽で人気あるのかな?と思いきや、全然人気ない(笑)
どうやら強酸性ゆえ、肌とかいろんなとこへの刺激がとても強いので、マイルドな湯で長湯する傾向があるみたい。
たしかに肌がピリピリするし、おしりの穴も痛くなる(笑)
さすが、日本一の強酸性泉♨️そのpH値は1.13。
レモンを遥かに超える酸性度で、舐めるとめっちゃ不味い…
浴場には飲泉場もあるんですが、そのまま飲むと濃すぎるので水で薄めて。
さらに飲んだ後には水でお口を濯ぎましょうと。歯が溶けちゃうとか怖いこと書いてあった…😱
凄いのは成分だけじゃなく、その噴出量も。
単一源泉の湧出量としても日本一を誇るそう。
100%は辛いので、源泉50%ぬるめの浴槽にお世話になりました…初心者はここから身体をならしてゆくのが良し。
さらに肌が弱い人のために弱酸性の湯もあり。
ビオレ的な優しさ♨️源泉浴槽とは異なり、幾分肌への刺激が少ない泉質です。
その他、気泡湯・ぬる湯、箱蒸し湯や寝湯なんかもあります。
温泉巡りツアーの大きな観光バスが何台も入って来たりするので、時間帯によっては団体のお客さんでめちゃくちゃ混雑します。
ドンピシャで混雑時間帯に当たってしまったけど、おばちゃまたちと色々お話しながらお湯はいれたので、結構楽しかった〜👀
浴場が広いので人が多くてもあんまり気にならんし、親が強めなので長湯する人も少ない感じ。
玉川温泉からの帰り道、運転していて気づいたんやけど、なんか疲れてないし、身体が軽いような。
玉川温泉
元祖玉川温泉!ラジウム含有の世界でも珍しい塩酸を主成分として強酸性の効能あふれる癒しの湯治宿です。
●ブナの森に包まれた効能豊かな癒しの湯
玉川温泉はラジウムを含有している世界でも珍しい塩酸を主成分とした強酸性の泉質です。
これら二つの特性によって、医学的にも優れた効能が認められています。
源泉は摂氏98度、一ヵ所からの湧出量としては日本一を誇る毎分9千リットルの熱湯が噴出し、幅3メートルの湯の川となって流れています。
玉川温泉の温泉は無色透明ですが、pH1.2と極めて酸性が強く、源泉温度はなんと98度。
硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている非常に特徴がある泉質になります。
多くの疾患・症状に対する改善や、治癒能力の向上が期待できる「効きの湯」として皆様に親しまれています。
温泉入ったあとって、やっぱり身体が疲れてしまうので、気怠さや眠気を感じたりすることが多いんやけど…不思議や。たまたまなのか、これが玉川温泉の効能なのか…いつか長期湯治して確かめてみたいな。
効能神経痛 糖尿病 皮膚病
お風呂の種類大浴場 サウナ 天然温泉 岩盤浴
JR田沢湖駅前から路線バスで約70分。
お車でお越しの場合盛岡IC~田沢湖経由で約100分。