うどん県高松市体験ツアー つぼみと出逢う②
旅した日:2016年9月24日~25日
うどん県高松市体験ツアー つぼみと出逢う①の続きです。
2日目はちょっと朝早くにゲストハウスを出発して、カタマランヨットで瀬戸内海巡り、からの男木島上陸ツアーです。
カタマランヨットってなんだろう?双胴艇ヨットのことだそう。
ヨットハーバーのそばの植え込みに、何故か、パンツが落ちてました(笑)
乗り込みます。若干天気が心配。曇天。
カタマランヨットは双胴艇=胴体が二つあるので、こんなスペースも。ハンモックみたい。
あみあみがお尻に食い込みますが、ゆらゆらして気持ちがいい。
ハンモックな感じなので船酔いもへっちゃら。
ビバヒルのようなワンショット。
※ビバヒル=ビバリーヒルズ青春白書。
こんな態勢で瀬戸内海を満喫。
あいかわらずやわらかい海。小さな島々があちこちにあるので、ヨットを進めるたびに違った表情を見ることが出来ます。飽きない。
そして男木島に到着。人口わずか200人以下という男木島は、別名「猫島」と呼ばれるほど、猫がいっぱいいるらしい。
海から見ると良くわかるけど、男木島は平地の少ない急傾斜の島。
斜面を覆う集落には、迷路のような路地があってすこし尾道の雰囲気に似ているなと思いました。
瀬戸内海の島は空気感が似ているんかな?たぶん外部の人間だからそう思ってしまうのかも。
外国人が日本人の顔を見分けられないのと同じようなもの?ざっくりとじゃなくて、各土地土地のそれぞれの空気感や人の違いも知りたいなと思いました。日本人の顔を見分けられる外国人になりたいです。
この男木島、猫だけじゃなくて、瀬戸芸の作品もいっぱいあります。
上陸した。
瀬戸芸:作品No. 055 Lighthouse Keeper
”木下惠介監督の映画「喜びも悲しみも幾歳月」には、男木島の灯台が登場する。
そこに語られる物語と、実際の島の人々の生きざまをもとに作品をつくる。
島に新たな光を灯すような作品だ。”(瀬戸内国際芸術祭 2016WEBサイトより引用)
男木島図書館を目指します。
瀬戸内国際芸術祭ボランティアサポーター「こえび隊」オンバ・ファクトリーさんの乳母車かな?
“オンバ・ファクトリー:坂道や細い路地が多い男木島では、オンバ(乳母車)が必須品である。島の人たちのオンバにカラフルなペイントや装飾を施し、日常的に使えるアートに仕立てた。”(瀬戸内国際芸術祭 2016WEBサイトより引用)
狭い路地や坂道をトコトコ歩いて、男木島図書館に到着!
今回、男木島図書館をつくられた福井順子さんのお話を聞けるのだそう!楽しみ。
福井さんは2014年男木島に移住されたそうです。
男木島図書館、離島という場所で地域に愛される場所を創る。
本と人、人と人、本を通じての繫がりを創る。知識を平等に分け与える場所を創る。
という活動理念のもとに運営されているそうです。
ほっこりする雰囲気。こんな雰囲気なら島の人みんな入り浸ってしまうのではないかなぁ
2階もあります。2階は琉球畳のスペースがあって、寝っ転がって本読んだら気持ちよさそうでした。
写真の左側の方が男木島の福井さん、右側の方がNPO法人アーキペラゴのツアーナビゲーターさん
福井さんのお話しをお伺いする時間。
移住したきっかけの話、男木島図書館をつくるきっかけの話、すごくキラキラした表情で語ってくださってます。
移住にあたってクローズしていた小学校を再開校させるなど、クールビューティーなのに熱い!
移住のきっかけは旦那様が男木島出身で、あんなことやこんなことがあって・・という濃すぎて文章には書けない感じですが(笑)
移住にあたって福井さんが所蔵していた大量の本、捨てたくない・・・図書館つくっちゃえ!みたいなお話もすごく面白かった。
福井さん、なんか誰かに似てるな??とお話を聞いている間中、思っていて旧姓の「額賀」さんの苗字にも聞き覚えがあって・・・
うーん。なんだろう。って思ってたら、IT系のイベントで何度もお見かけしたことのある方でした。
WordPress(WEBのやつ)界でメッチャ有名な方やった(笑)
あとからFBを拝見して、共通の友人が沢山いたので、「あ!あの方か!!」と後で歯ぎしりしました(笑)もっと早く気付いてお話ししたかった・・・。
港にはプリンの無人販売も
瀬戸芸:作品No. 053男木島の魂 港のすぐそばにあります。
“船で島に来た人を迎える、港の半透明の空間。
屋根にはさまざまな文字が組み合わされ、日中はその影が地面に映る。”(瀬戸内国際芸術祭 2016WEBサイトより引用)
海面に揺れる”風”
瀬戸内の空と海を映す。
猫島で見つけた第一島猫。
人に慣れているみたいで近寄っても触っても全然逃げません。
男木小中学校 みんなのはたけ
「民宿 さくら」さん。ツアー参加者のさちさんが、何かのゆかりがあるそうで、おすすめの宿だそう。
ゲストハウス大好きなさちさんが言うなら間違いない。
漁師でもあるオーナー夫妻が運営するさくらでは、男木島近海で獲れた旬の魚介類や自家菜園の無農薬で育てた野菜をふんだんに使った家庭料理が味わえるそうですよ。
島ランチを頂くために、ビストロ伊織さんへ。
伊織さんの目の前にいた猫ちゃん。
このビストロ伊織の店主の前田さんは丸亀出身で2015年に家族で男木島に移住をしてきたそうです。
ご自身でセルフビルドしたお店だそう!
伊織さんで島ランチを頂きながら、男木島住民の方のお話を聞くことが出来ました。
男木島図書館のスタッフのさいとうさん(すごく若い女性!!)の移住エピソードは、かなり興味深くて、こんな選択もあるんだなぁと。
瀬戸芸で初めて男木島を訪れたときに、「ここに住めたらいいなぁ」と思ったそうです。
島の人がフレンドリーでやさしかったみたい。
あとは移住するタイミングがよかったんだろうなって。
どんなに「この土地に住みたい!」って思っていても、自身の取り巻く環境や移住先の受け入れ環境、ほかもろもろ、どれか一つでもだめだったら無理。
逆にぱっとその土地に来て、トントントンと移住することになっちゃった人もいるわけで。
ランチをご一緒したオンバファクトリーの大島さんが「みきちゃん(さいとうさん)は豊玉姫神社の神さんに呼ばれたんやぁ」と言ってたのが妙に納得。
島の食材を使ったフレンチ、超おいしい!
デザートも!
伊織の店主の前田さんのお話もかなり面白かったです。
彼女との男前エピソードもっと聞きたかった。。
どんなエピソードかは男木島に行って直接前田さんに聞いてみて下さい(笑)
色んな方の移住体験のお話を聞いて、ちょっと自分にも宿題が出来たような、そんな気持ち。
5年前くらいは本気で尾道に住むことを考えてたなぁとか、過去の自分に出逢ったような、ちょっともやもや。
今も、仕事柄、PCと電話さえあれば仕事ができる環境で。
いろんな土地で仕事をしながら暮らしてみるのもありかもしれないなんて漠然と憧れみたいなものはあります。
でも実際は行動に移すことをためらって、というか、無理やなぁーと決めつけてしまってる。
でも今いる場所じゃないどこかに行きたいからわたしは一人旅どまりなのかもしれない。
さいとうさんが豊玉姫神社の神さまに呼ばれたように、わたしもいつか何処かの土地で呼ばれることがあるのかなぁ・・なんて思う男木島の午後。
高松に戻るときに女木島の西浦の塔(OKタワー)に寄ってくださりました!
外側は島の人たちの似顔絵が描かれていて、内側は思い出の品なんかが展示されているそう。
女木島には桃太郎伝説の鬼ヶ島という説があるそう。
鬼ヶ島大洞窟なんかもあるらしい。
今回のこの「つぼみと出逢うツアー」、最初はこのネーミングの意味がわからなかったけど、実際に参加してみて本当にいろんな宿題も持って帰れたような気がします。
これからの生活や仕事や旅について改めて考えるつぼみいっぱいもらいました。
ブリザーズスクエアの実行委員の方をはじめ、この企画ツアーに携わってくださった全ての方に感謝です。ありがとうございました。
沢山の感謝をこめて。
ブリーザーズスクエア
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NPOコットン
NPOコットンは、讃岐三白のひとつ『わた』をメインに、「種から綿へ」「綿から糸へ」「糸から布へ」の全工程を昔ながらの手仕事で行おうとしている活動団体です。
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NPO法人アーキペラゴ
NPO法人アーキペラゴは、瀬戸内海に面した香川県高松市に本拠を置く非営利活動法人です。
https://www.archipelago.or.jp/
TEN to SEN
TEN to SEN は、ことでん瓦町駅から徒歩 5 分、高松中央商店街に 隣接した市街地中心部にあります。 セルフリノベーションでコツコツ手作りしたゲストハウスは、 少し無骨なのに温かみがあり、新しいのになんだか古くて懐かしい。
男木島図書館|Ogijima Library
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