うどん県高松市体験ツアー つぼみと出逢う①
縁あって香川県高松市の観光案内事業を行っているブリザーズスクエア運営委員会の方よりお声がけをいただきまして「うどん県高松市体験ツアー つぼみと出逢う」ツアーに参加させていただきました。
こんなへんてこなブログを読んでくださって声をかけてくださったそうで、ありがたいことです。
こういうお声がけは初めてだったのでめちゃくちゃ嬉しくてちょっと泣いてしまいました(うそです)
でも本当にうれしくて二つ返事で参加申し込みさせていただきました。
このツアーの趣旨はというと、都会住まいの若い(!)女性たちに、他の土地に触れ、出逢うことで、新たな視点や学び、ライフスタイルと出逢って欲しいという内容。
ツアー内容も普段わたしがしている一人旅では体験できないようなものがもりもりと盛り込まれていて非常に魅力的なものでした。
集合場所は高松市のことでん「瓦町駅」今回は高速バスで高松駅まで行くことにしました。
神戸からは3時間弱くらい。
本当は前日の夜にでも高松入りしたいなと思っていたけど、ちょうど沖縄旅行から帰ったばかりで体力と洗濯物がまずい状態で(笑)当日朝一のバスに乗ることに。
ことでんに乗るために高松築港駅へ向かいます。
玉藻公園(高松城跡)の前には瀬戸芸の作品が。
意図せず作品を見られたのでちょっと得した気分。これで友達に瀬戸芸見てきたで~と自慢できる(笑)
ビビッドなイエローとコロンとしたフォルムがかわいらいい「ことでん」左に映っている柱の広告「さくら夢ハウス」さん、WEBのお仕事のお客さんでホームページをつくらせてもらっています。
こんなところで出逢うとは!ちょっと嬉しかった。
ことでんのキャラクター「ことちゃん(青い方)」グッズ。
2003年結婚を前提とした恋人「ことみちゃん(ぴんく)」がいることが発覚して、2011年に金刀比羅宮で挙式したそう!
ゴシップ的な感じが芸能人顔負け。
2011年はことでん100周年だったんだって!この話を聞いて、なぜか愛之助と紀香を思い出しました・・・お二方とも末永くお幸せに。。
まずはオリーブ摘み&オリーブ染体験のために王越へ向かいます。
途中で大崎の鼻という日本一夕日の美しいスポットに連れてきてもらいました。
小槌島と大槌島が並んで見えたり、瀬戸大橋も見ることが出来る絶景スポット。
以前、犬島に行った時も思ったことだけど、瀬戸内海の風景ってなんというか彩度が低くて柔らかいなと。
沖縄の海なんかはパキっとした彩度の高い海で派手な雰囲気を感じるけど、瀬戸内海ってやわらかくて、ほわんとしていて、なんだか優しい気持ちになる感じ。
オリーブ摘み体験のまえに、王越のおかあさんたちが用意してくれた鯛めしをいただきます。
甘い味付けの鯛めし。おいしい。
お味噌汁には亀の手。
海辺の岩肌やテトラポットなどに付着している固着動物で、見た目は貝に見えますが実は甲殻類に分類され、カニやエビの仲間なのです。フジツボの遠い親戚にあたります。とのことです。
いいお出汁!ビジュアル的に面白いので持って帰りたかったくらい。
運営者の方が作ってくれた旅のしおり。
テンションあがる。中学生の修学旅行の時みたいでうきうきしちゃいます。
鯛めしと亀の手ランチを満喫したあとで、オリーブ摘み体験をさせてもらいます。
ツナギ&グラサンのなにやらハードボイルドな香りがする紳士のオリーブ畑へゴー。
高松市役所の方と聞いてびっくりするくらいのハードボイルドさ(笑)
日活映画に出演してほしいなぁと思いながら後をついていきます。
超快晴。
オリーブの摘み方のレクチャーを聞いていざ!
軽く引っ張るとコロンと取れました。
ミッションという品種だそうです。オリーブ、一見全部同じって思ってたけど、品種があるのか~と。
参加者のみんな、暑さと蚊の中で楽しく収穫。収穫したものはおうちに持って帰ってOKということなのでせっせと収穫。
オリーブはそのままだと渋みがあって食べることが難しいので、渋抜きしないといけないだって!
苛性ソーダや塩で渋抜きをして新漬けにするのが良いのだそう。
酒のあてによさそう!作ってみよう。ちゃんと新漬けの作り方やオリーブの育て方も教えてもらいました。
オリーブの葉っぱも収穫。あとでみんなでリースを作ります。
オリーブ染を教えてくださったのはNPOコットン代表理事の西原先生。
NPOコットンは、讃岐三白のひとつ『わた』をメインに、「種から綿へ」「綿から糸へ」「糸から布へ」の全工程を昔ながらの手仕事で行おうとしている活動団体です。
化学染料を一切使わない、昔ながらの方法でオリーブ染めを体験させていただきました。
このお兄さんは運営委員会の方。やさしさ指数100%
化学染料は使わない藍染・草木染。
また、西原先生は媒染剤も重金属は使用しないようにしているそうで、環境への配慮もすばらしいです。
真っ白な絹のハンカチが鮮やかな黄色になって、最後には渋いオリーブ色に。
なんだか魔法みたいだな。
みんなで染めたハンカチが風にたなびく、そんな王越の午後。
「想いがないと染まらない」みたいな感じの言葉だったかな?とある小豆島の染物家さんが言ってたと西原先生がお話ししてくださりました。
はたして今のわたしには想いを込めるほど真剣に向き合っているものがあるのだろうか。
知人がこんなことを言ってました。
「子供は親を選んで生まれてくるんだよ。前世で宿題を残してきてしまって、その宿題をするために最善の環境(夫婦)を選んで生まれるんだから」
話を聞いた時は「へー」くらいにしか思わなかったけど、この染物家さんのことを聞いて、この方は染物をするために小豆島のおうちに生まれてきたのかもしれないと。
その方のつくった染物がバタフライエフェクトのように世界に何らかの影響を与えているのかもしれない。と。
やさしさ指数100%の青年が摘んできた彼岸花。
その彼岸花で撮影会をしてる参加者2人。
遠くで見ててなんだかかわいいなぁとほっこり。
今回の参加者は6人の女性。
みんなかわいらしくて、ユニークで素敵な人ばかり。わたしが混じっててええんかな?(笑)
オリーブ畑で取ってきた葉っぱでリーフづくり。
オリーブ染の待ち時間にみんなで作りました。
地元のおじちゃんたちが様子を覗きにきたりして、このゆるい時間がわたし的には一番印象的だったかも。
地元のおじちゃんたちが笑顔であっけらかんと世間話とか、がははっって笑ってるのを見ると、なにやら凝りがほぐれていくような感じがしました。
あーこんなのいいなぁって。
ひろこさんの超完成度が高いリーフ、写真に撮らせてもらいました。フラワーアレンジメントしてるんだそう!反則や(笑)
わたしのはへぼいのでお見せできませんが、今はちゃんと玄関のとこに飾ってあります。
これ枯れたらどうなるんやろう・・と今はそれだけが気がかり。
西原先生による講義。
讃岐三白の『わた』の歴史も教えていただき、綿花から糸を紡ぐ工程の実演。綿繰り機で種を取り除く工程。
弓での綿打ち。指で弦を弾き、綿を弾き繊維をほぐします。
もこっとした綿が糸になりました。この作業が一番難しそうだった。
「人と技と色を織りなす。」先生の言葉が印象的でした。
王越を離れて高松に戻る途中でまた日本一夕日の美しいスポットへ。
瀬戸大橋に夕日が沈んでいきます。生憎の曇り空。
「夕日、間に合うかな?間に合うかな?」と急ぎ連れてきてくれたスタッフの方に感謝。
今夜の宿泊はゲストハウス「TEN to SEN」さん。
移住者3年目の女性オーナーさんが、セルフリノベーションして作った手作りの宿だそう。
これまでのゲストハウス宿泊史上(そんなに経験もないけど・・)、最高お洒落なゲストハウス。
オーナーさんのセンスを感じます。実際、オーナーさん洗練された感じの素敵な女性でした。
どこもかしこもおしゃれ。
このシャビィ感(←最近覚えた)たまらないです。今夜は3人部屋に宿泊。
今回は女性3人だからあれだけど、こんなお洒落な部屋で男性3人で宿泊っていうのを想像したらちょっと面白かった(笑)
移住をして、自力でリノベーションをして、現代版の五郎さんみたいだなぁ(ちがうか)
夜は参加者6人で骨付き鳥を食べに商店街に繰り出しました。
東京、岡山、奈良、大阪、京都、兵庫から集まった20代~30代の女性6人。
みんなの話聞くの面白かった~!
骨付き鳥。うまい。
みんなはひな鳥が美味しいって言ってたけど、わたしは親鳥が好きだなー。
あの弾力、いつまでも噛んでいたい・・・。
うどん県高松市体験ツアー つぼみと出逢う②へつづく。。