手柄山中央公園の回転展望台と姫路水族館とモノレールと。ちょっと昭和散歩
旅した日:2021年11月
華楽の湯 姫路キヤッスルグランヴィリオホテルに宿泊した翌日、車ですぐの場所にある手柄山中央公園に行ってみました。
手柄山中央公園は姫路市街地の中央に位置する広大な公園で現在38haが開設されています。
この公園には、太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔を囲むようにして文化センター、水族館、温室植物園・交流ステーションなどがあり姫路市民の憩いの場となっているそうです。
もう回らない…回転展望台
1966年に開催された姫路大博覧会に合わせて手柄山中央公園に建設された回転展望台ですが、老朽化に伴い一時計画された解体・撤去は免れたものの、市は「維持が困難」として運転を終了したそうです。
展望台の中には、回る喫茶店として人気のあった「手柄ポート」もあったそうで、こんな巨大なものがどうやって回転していたんだろう!?と当時を知らない私は遠い目になってしまいました・・・笑
2本のアーチが展望台上部の高さ24メートルで交差するなんだか宇宙人みたいなシルエットは、未来的な外観は米ロサンゼルス国際空港の建物をモチーフにしたんだそうです。
もう回転することは無いんだろうけど、不思議な建造物としてB級スポット好きや廃墟マニアの間ではまだまだ人気がありそうな予感がします・・・
太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔
手柄山中央公園にある無宗教の慰霊塔です。
地中に突き立てた刀は不戦の誓いを表し、太平洋戦争の折に空爆などで被災した都市の犠牲者を追悼するためにつくられたもの。
慰霊塔は手柄山の山頂に位置し、大きな剣を山頂に刺し、刃の部分は手柄山に埋まっているように見えます。
この慰霊塔の形が意味するのは、「剣は二度と抜かない」という、平和へのメッセージが込められています。
ロックガーデン展望台
岩山・橋・滝などが配置されたお城をイメージした建造物にあるロックガーデン展望台。
入園は無料です。
標高が50mほどあるため、眼下に広がる姫路市内が綺麗に見渡せます。
ロックガーデンのお城は姫路大博覧会当時からあるお城なんだそうです。
ちょっとした迷路のようなお散歩コースがあってうきうき気分。
手柄山交流ステーションモノレール展示室
水族館と同じ建物内にあるモノレールの展示場で入場は無料です。
1966年「姫路大博覧会」の開催にあわせて姫路に登場したモノレールの実物車両と当時の「手柄山駅」をそのまま展示施設として保存しています。
昭和復興期の姫路の華やかな時代を感じることのできる展示となっています。
展示してある車両は、ロッキード式モノレールとしては、世界唯一の現存車両なんですって!
このモノレール、色々と財政的な問題などもあって稼働していたのはわずか8年だったそうです。
モノレールの線路が買える!?
以下、姫路市のホームページより
旧市営モノレールは、1966(昭和41)年に開催した「姫路大博覧会」に合わせて開業し、姫路~手柄間を約5分で結んでいました。
大将軍駅は、姫路~手柄間の中間駅として整備されましたが、開業から僅か2年弱で閉鎖されてしまった幻の駅です。
この大将軍駅の構内に残されていたレールをカットし、記念レールとして販売いたします。
姫路にモノレールが走っていた記憶を、記念レールとともにお手にとってはいかがですか。
とのことで、鉄道ファンなら欲しがること間違いなし!?の使用済みレールが5500円で購入できますよ。
ちょっと悩みましたが、今回は見送ることにしました。持って帰るの重そうだし・・
姫路市立水族館
播磨地方の里地・里海で見られる身近な生きものを展示した水族館です。
平成23年7月にリニューアルオープンしたそうです。
カメ、ペンギン、水生生物の展示に併せて、飼育員が長年、集めてきた資料を五感を使って、楽しんでもらえるよう工夫されていて、なんというかほかの水族館とは違うアットホーム感というか、手作り感というか・・・そんな感じの水族館でした。
色んなお魚の骨格標本がキレイでグロテスクでしばし見入ってしまいました。