参道から100数基余りの朱塗りの鳥居が続く神社で、馬方をしていた萬蔵という人物が旅の僧から馬3頭を授かり、それを元手に稲荷神社を建てたという由緒が残ります。
萬蔵はそののち自らも修行し、出羽三山から大阿闇梨金剛院祐観の院号を受け、後には即身仏になったと伝えられています。
現在も多くの人々の信仰を集め、連日参拝客がたえません。
熊谷家に生まれた万蔵は、小坂峠を中心に馬方をして暮らしていましたが、ある時峠の頂上で旅に疲れた老僧に一食を求められ、老僧を馬に乗せ我が家にて心からのもてなしをしましたが、翌朝早く老僧は姿を消してしまいました。
万蔵が昨日の峠にさしかかると馬のいななきが聞こえたので見てみると、昨夜の旅僧が立っており、「私は稲荷神社の化身である。昨夜は殊勝な心掛けであった。」と礼をのべ馬三頭を与えられました。
万蔵はその後、この馬を金に代えて、稲荷社を建て、自らも修行し、出羽三山から大阿闇梨金剛院祐観の院号を受け、後には即身仏になったと伝えられています。
宮城県白石市小原馬頭山6
萬蔵稲荷神社の心霊現象
一部ネットでは夜に萬蔵稲荷神社に行くと、女性の霊や男性の霊、キツネの霊を見たと書き込みがありました。
萬蔵稲荷神社の鳥居の数が増えてり減ったりするという口コミも・・・。
萬蔵稲荷神社には赤い鳥居が150~200あるといわれており、森の奥にある社殿まで続いています。
しかしこの鳥居「行きと帰りで数が違う」という都市伝説があるようです。