山代温泉は江戸時代の温泉場は、共同浴場を中心として、まちがつくられていました。
共同浴場の周りに温泉宿が立ち並び、湯治客は共同浴場に通ったり、ときには自然の中を散策しながら長逗留していました。
この共同浴場が「総湯」です。
そして、総湯を中心とした周囲の街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」といい、北陸特有の呼び方となっています。
山代温泉には、同じ地にあっても微妙に違う3つの泉質があります。
千古の伝統を誇る山代温泉の背後に広がる萬松園の豊かな緑を拝して、2つの寺社が鎮座しています。
湯守寺である 「薬王院温泉寺」、機織の神、天羽鎚雄神(あめのはづちをのかみ)を配る「服部神社」。
樹齢二〇〇年以上の巨樹が林立し、紅に染まる秋の紅葉が壮麗な鎮守の森で、神仏の魂が宿る山代随一のパワースポットです。