秋の安芸の宮島に行った!(1)
旅した日:2013年10月
そうだ、秋の安芸の宮島に行ってみたらどうだろうか?
駄洒落な感じの思いつきひとり旅です。
そうだ、秋の安芸の宮島に行ってみたらどうだろうか?と急に思い立って、金曜の夜発の夜行バスで大阪から宮島へ週末弾丸旅行に行ってみましたin 2013 Autumn.
まずは広島へ向かいます。
大阪から広島へは約7時間のバス旅。
広島駅に着いた時には真っ暗な早朝というか、まだ夜?な感じでしたが、始発の電車に乗って宮島口の駅に到着すると東の空がうっすらと明るくなっていました。
朝日に照らされてながら、宮島へ向かうフェリーに乗り込みます。
始発のフェリーでしたが、観光客や地元のおばちゃん&おじちゃんで、意外にも船内はごった返してました。
フェリーを降りると、第一島民を発見。
友好の握手を求めるが、軽くシカとされ。
続いて第二島民を発見。ここでもまた友好の握手を求める。
宮島のシカは、奈良のシカとは違ってちょっと無気力な印象。
奈良の鹿は割とガツンとくる印象だったのに。
たぶん宮島では鹿せんべいを売っていないから、人間が食べ物くれる種族だっていう認識がないのかも。
鹿せんべいに翻弄される奈良の鹿よりも、宮島の鹿のほうが幸せなのかなぁと思いつつ、第三島民に出会いに行きます。
キュートなハート型のお尻なんかを横目に、厳島神社の赤鳥居を目指します。
フェリー乗り場から厳島神社までは歩いて10分くらい。
海沿いの参道をのんびり歩きます。
見えてきた!赤鳥居。
早朝はまだ潮が満ちているので、鳥居まで歩いていくことはできませんでしたが、お昼くらいになると干潮になるので、砂浜を歩いて鳥居のすぐ近くまで行けそう。
現在の大鳥居は、平安時代から8代目にあたるそうです。
1875年に再建され、笠木は箱になっており、石や砂が約7tも詰められているらしいです。
厳島神社。朱色の回廊が美しい。
今回、早朝に行ったので朝日に照らされてより朱色が強調されて美しいなぁと思いました。
パンフレットによると、この厳島神社は原始宗教のなごりで建てられたらしい。
むかーしむかしは、島全体が神の島として崇められいたので、陸地では畏れ多いと潮の満ち引きするところに社が建てられたそうですよ。なるほど。
時間的に観光客が少ないので、かなりゆっくり、そして誰もいない神社タイムを満喫できました。
昼頃になると、チケット売り場に大行列ができていたので、意外と早朝はおすすめの観光タイムなのかも。
天気も最高!でもめちゃくちゃ寒かった・・なにせ11月ですからね・・・靴を脱いでいるので、足の先がだんだん凍えてきます。
ほとんど人がいません。でんぐり返ししたい衝動を抑えつつ先に進みます。
観光地の代名詞、これ。厳島神社は平清盛が社殿を現在の姿に造営したそうです。
清盛さんは安芸守に任官され、平家一門の権力が増大するにつれて神社を豪華にしていったらしい。
未知との遭遇。参道だけじゃなくて、いろんな所にいらっしゃる鹿。
相変わらずツレない感じですけども。
厳島神社をあとにして、弥山のほうへブラブラ歩いていきます。
その途中にあったゲストハウスがなんだか良い感じ。
厳島神社から歩いて10分~15分くらいと立地も良いです。
格安のドミトリーはもちろん、個室もあるらしいので今度宮島に来る時はここに泊まってみようかな。
弥山行きのロープウェーの途中にある紅葉山公園。
その案内板になぜかビニール袋。
中身は何が・・・怖くて覗けませんでした。
いまだにあの中身は何だったんだろうと思い出すことがあります。
ピンクの袋ってとこがなんだか不気味・・
紅葉山公園。その名の通り紅葉の紅葉真っ盛り。
この公園を登っていくと、弥山行きのロープウェー乗り場にたどり着けます。
ロープウェーに乗らなくても、弥山へは行けるみたいですが、登山装備がないと厳しそう。
日本の観光地には必ずあるこれ。
正式名称はなんていうんだろう・・・
弥山にはいろんな伝説や不思議談があるようです。
古代岩文字が刻まれている岩があったり、霊火堂には弘法大師が修行して以来消えたことのないという霊火が燃え続けているといわれていたり(ちなみに広島の平和祈念公園の平和の灯もこの霊火から採られたそう)、近くを通ると身体が痒くなる岩があったり・・・といろんなのがあるらしい。
ロープウェーで弥山の登山口へ。
逆光になっていて夜みたいな風景写真ですが、朝の10時くらいです。
太陽と海がキラキラしていて、しばらくぼーっと眺めてしまいました。
弘法大師が開基したとされる弥山は、いまも神々が宿る古刹がいっぱいです。
なんとなく神聖な気持ちになりますが、のほほーんと鹿。
ロープウェーの降り場から弥山の山頂までは、健脚なら往復1時間~1時間半くらいで行けますが、ものすごく疲れます。
しかも独りで山登り、相当きつかった・・・途中でたぶん独りで喋り始めてたかもっていうくらい辛かったので、写真撮るの忘れました。無念。
で、ダメージを受けた筋肉をいたわりながら、またロープウェーで紅葉山公園まで戻ってきました。
そしておもむろにキノコプロジェクト。
本当にキノコがそこらに生えている公園なので、なんだか自然に返す感じで面白かったです。
紅葉の絨毯に植えますよー。
もうすぐ冬。頑張って越すんだぞ。
さようなら、キノコ。
お腹が空いてきたので、賑やかな参道のお土産屋さん通りで、昼食を物色します。
広島といえばやっぱり牡蠣!焼牡蠣のお店がたくさんありました。見てるだけでお腹がぐぅです。
昼食時なので、焼牡蠣のお店はどこも行列でした。
早めに行っておくべきだった!!と悔しがってもどうにもならないので、空いてて牡蠣が食べられそうなお店を探します。
お腹がすきすぎているので行列に並ぶのは無理との判断。
蕎麦屋さんで、牡蠣蕎麦を発見!迷わず入ってみたらお客さんが誰もいませんでした。
あぁ、これは失敗したかも・・・と半ばあきらめな気持ちでビールと牡蠣蕎麦を注文。
が、普通に美味しかったです。
というか牡蠣蕎麦、こんなの初めて見ましたが、広島ではポピュラーな食べ物なのでしょうか?でも焼牡蠣食べたかったなぁ。
お土産にもみじ饅頭でも買おうかなぁと食後のお散歩。
宮島にはもみじ饅頭の専門店が何軒かあって、いろいろな味の饅頭が売ってます。
個人的には抹茶の生もみじが大好きです。チーズ味なんかも好きです。
干潮。みんな潮の引いた砂浜をぶらぶらしてました。
秋の海は冷たそうなので、わたしは見るだけ。
鹿にお別れをして、また宮島口行きのフェリーで本土に戻ります。
今夜の宿はちょうど宮島の向かい側にあるお宿を予約してあるので、夕食の時間に間に合うように宿へと。
宿につく頃には、こんな感じの夕焼け。
これぞ、The日本の秋の安芸の夕暮れという感じ。
ひんやりとした冷気が空から降ってくる。
お世話になった宿は、広島にあるのに『東京荘』(写真は朝、チェックアウトの時に撮りました)。
いたって普通の民宿テイストなホテルでしたが、大浴場があって窓からは海が見えました。
宿のご主人はのんびりしていて、無口ですが優しい印象。
夕食の時にビール&熱燗を3合も頼んでしまったくらいのんびりぼんやりまったりできました。
きっと宿のご主人はひいていた・・・。ほろ酔いでくわーっと眠ってしまうのがひとり旅のコツだなぁと最近気づいてきました。(建物の軋む音とか、お化けとか若干怖いから)
宿の周り、カラスの大群に少しびびりました。
道を歩いていて襲われるかと思った、それよりも糞かけられるんじゃないかって怖かったぁ。
秋の安芸の宮島に行った!(2)につづく