TAOYA志摩 宿泊記口コミブログ
もともと遠方への旅行が好きな夫婦でした。妻はあまり旅行経験がないため、私がリードする感じで旅行をしていました。
仕事に追われる毎日で、お互いに疲れてきたのか、旅行に行きたい、ということになりました。妻が癒されたいというので、いろいろ旅行プランを練ってみました。
もともと三重県に住んでいるため、三重県で行ったことのないところはほぼありません。しかし、このころ、長期休暇が取りにくくなっており、車での移動も疲れるほどに仕事に追われていましたから、「近場でいいホテルに行ってリッチな気分になろう」ということになりました。

そうすると三重県内のホテル科旅館に一泊するという形で、非日常を味わえるところが必要になります。いろいろとホテルを検索していると、TANYA志摩が目につきました。以前から聞いたことはあるホテルでした。なんでも「リフレッシュするにはいいところやよ」という友人もいたため、少し気になり調べてみました。すると、「大江戸温泉物語」のかかわっているホテルであることが判明。以前から、大江戸温泉物語に行きたいと思っていたもののいけなかったという経緯から、いい機会だから行ってみようということになりました。
予約サイトで申し込みをしましたが、15000円/人のコースを選んで止まることにしました。
当日は曇りでそれほどテンションのあがる天気ではありませんでした。三重県在住とはいえ、志摩まではそれなりに距離もあり、運転にも疲れました。海が見えてきたころ、TAOYA志摩への入口がありました。
まず、豪華なエントランスの外観に驚き、テンションが上がりました。「これはあたりのホテルだ!」と直感しました。そして妻とチェックインしました。
仲は西洋風の豪奢な作りでピアノの生演奏も行われおり、テンション爆上がりに!

チェックインを済ませると、ちょうどカウンターの後ろに、様々な浴衣が飾ってありました。「この中から好きなものを選んで、下の引き出しから合うサイズを選んでお持ちください」とのことでした。こういうサービスは初めてで驚きました。浴衣は女性ものの方が種類が多く、西洋風の建物なのに、それと違和感のないデザインの着物がそろっていました。嫁が非常にこのサービスを喜び、浴衣選びに15分くらいかかったくらいでした。
部屋に入り、荷物を置くと、一休みしようとすると、部屋の広い事と言ったらありません。セミダブルのベッドが2つあり、大きなソファーが部屋を陣取っています。そのソファーからは美しい三重県の海を眺めることができました。まあにオーシャンビューです。本当にこのホテルを選んでよかったと思いました。
大江戸温泉物語の関連施設とのことでまずは温泉に入ってみようということになりました。大江戸温泉物語の関連施設ということで非常に期待して入浴しました。すると、目の前に広がる海のパノラマ!現実を忘れさせるそのたたずまいに運転の疲れも吹き飛びました。1時間くらいは入っていたと思います。また、温泉のエントランスには食べ放題のアイスクリームがありました。こういうサービスをしているホテルは見たことがなかったのでとても嬉しかったです。

旅行の良さを決める要素に「食事」は外せません。ここまで満点を超えるレベルのサービスを受けてきたので、自然と夕食にも期待してしまいます。ちょうどそのころ、新型ウイルスの影響でバイキングを取りやめるホテルが多くなっていたので、バイキングはあきらめていました。ところが、手袋と食毒液をレストランに設置して、3密を避ける対策を徹底したうえで、バイキングを実施していたのです。これだけでも嬉しかったのですが、料理の質の高いことと言ったらありません。魚介類から、肉系、お酒もそろっており、見た目、味、接客の技術、どれをとっても満足ゆくものでした。
旅行は遠い所へ、という私たちの概念が破壊され、近場でも現実逃避できる場所がある、という新しい価値観を得ることができました。またいつか訪れたいと思っています。