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八槻都々古別神社

木面十一面観音立像など数多くの貴重な文化財

都々古別三社の一つで、江戸時代には「近津三社」(馬場都都古別神社、八槻都々古別神社、下宮近津神社)として総称されていた“中宮”にあたります。

縁起によると、日本武尊(ヤマトタケル)が八溝山で「東夷」の大将を討った際、守護として現れた三神が建鉾山から箭(や)を放ち、その箭が着地した場所を「箭津幾(やつき)」と名付け、そこに都々古別神社を創建したのが始まりとされています。

祭神は農業の神である味耜高彦根命と日本武尊で、後に武神が加わったと考えられます。毎年、新籾を藁苞に入れて(ツトッコという)奉納し、その際に他のツトッコを持ち帰る風習があった霜月大祭や、御田植の神事(旧正月6日)などは、農耕神としての性格を物語っています。

社宝には銅鉢(国指定重要文化財)や木面十一面観音立像(国認定重要美術品)など、多くの貴重な文化財が保存されています。

福島県東白川郡棚倉町大字八槻字大宮224
JR水郡線 近津駅下車 徒歩13分(約900m)

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