和歌山県和歌山市に位置する紀三井寺は、救世観音宗の総本山で、山号は紀三井山、院号は護国院です。本尊は十一面観世音菩薩(十一面観音)で、西国三十三所の第2番札所として知られています。紀三井寺の名は、山内に涌く三井水(吉祥水・清浄水・楊柳水)に由来し、これらの名水は「名水百選」に選ばれています。また、境内は観桜の名所としても有名で、日本さくら名所100選に選ばれています。
紀三井寺の創建は伝承によれば770年にさかのぼり、唐の僧・為光が名草山で金色の千手観音を感得し、十一面観音像を安置したことに始まります。平安時代末期には後白河法皇によって勅願所と定められ、以後隆盛を極めました。中世から近世にかけては、西国三十三所や熊野詣での隆盛により多くの参詣者が訪れました。
紀三井寺旅行記
和歌山まで来たので、紀三井寺に来てみました。
このお寺は桜の名所で有名だそうですが、生憎4月も終わりだったのでピンク色一切なしな感じでした。
とりあえず、本堂にお参りをする為に登ります。男厄除坂42段なり。
登るだけで厄除けができ、大切な人と登ると成就するらしい縁起の良い石段だそうで、一歩一歩踏みしめて登ります(ただしんどいだけ)
登ります。
西国三十三ヶ所のお寺の一つなので、お遍路さんたちもたくさん。
年配のお参りの方が多いので、階段が結構辛そうでした。
この急な石段は231段あるそうで、結縁坂(けちえんざか)と呼ばれているらしい。
詳しく書くと長くなってしまうので、端的に説明すると、恋愛&立身出世系のいわれがあるそうです。
紀三井寺の三井水。紀三井寺のネーミングの由来は三つの井戸が有るお寺ということなんだそうです。
身代わり大師さん
身に起こった災いなどを弘法大師が代わりに受けてくれるといわれているそうです。
長い階段の途中にあるので、一息つくのにちょうどいいです。
231段登り切った!朱色と新緑がまぶしい!これは多宝塔。
そしてこちらが本堂。
開基の為光上人作と伝わる二体の御本尊、十一面観世音菩薩立像と、千手観世音菩薩立像は、50年に1度御開帳の秘仏だそうで、次回の御開帳は2020年。
2020年の次は2070年。
うーん。
わたし生きてるか死んでいるか微妙な年ごろやなぁ・・半世紀って長いようで短いのかもしれない。
2070年に想いを馳せつつ。お洒落なカフェで一息。