縄文時代の息づかいを今に伝える「真脇遺跡」は、約6,000年前の前期から2,300年前の晩期まで、なんと4,000年ものあいだ人々が暮らし続けた集落遺跡です。
全国でも珍しい“長期定住型の遺跡”として知られ、国の史跡にも指定されています。
遺跡からはイルカの骨や木製の彫刻柱など、当時の人々の豊かな暮らしぶりを物語る貴重な遺物が数多く出土しています。
その一部は隣接する「真脇遺跡縄文館」で展示されており、重要文化財に指定された219点の出土品を間近に見ることができます。
館内では、縄文土器風の焼き物づくりなど、縄文文化に触れられる体験メニュー(予約制)も用意されています。
また、遺跡内には晩期の環状木柱列や中期の板敷き土壙墓が復元されており、
数千年前の人々が祈り、暮らし、自然と共に生きた痕跡を肌で感じることができます。
訪れると、ただの遺跡ではなく、“人の営みが確かにあった場所”としての重みと温もりが静かに伝わってくる、そんな不思議な魅力を持った場所です。
真脇遺跡縄文館は入館料:大人330円 小中高生160円
縄文真脇温泉:大人490円、小学生270円、幼児(3歳~)160円
真脇遺跡で発覚!イルカを食べていた?

真脇遺跡の前期末葉から中期初頭の地層からおよそ300頭ものイルカの骨が出土しています。
この層は「イルカ層」と呼ばれています。
イルカの骨は別の年代の層からも発見されておりこの他にも何千頭ものイルカが眠っているのではないかとも・・・!
発見されたイルカには解体されたような形跡があり、縄文人たちはイルカを食べていたと考えられます。
【聖地巡礼】君は放課後インソムニア
『君は放課後インソムニア』は、オジロマコトによる日本の漫画です。
『ビッグコミックスピリッツ』にて、2019年25号より連載中。
石川県の高校を舞台に、思春期の少年と少女が同じ不眠症を通じて出会って始まった天文部のラブコメディ。
石川県七尾市が舞台で、七尾城跡やJR西日本・七尾線など実在する建物や場所が登場し聖地巡礼が人気。
こちらの真脇遺跡もマンガに登場し、聖地巡礼のコースの一つとされています。
日本人の4人に1人は睡眠障害を抱え、10代の不眠症も急増していると言われる現代、くたびれているのに眠れない、つらくながい夜に「もうひとりぼっちじゃない」と言ってくれる作品です。
※インソムニア=不眠症





