山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地
すべてのグランプリをとり全国の映画ファンの感動を誘った、山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地。
1977年公開、第1回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数多くの国内映画賞を受賞した名作『幸福の黄色いハンカチ』で高倉健演じる主人公の島勇作と妻光枝が再会を果たした感動のラストシーンを再現した施設です。
風にはためく無数の黄色いハンカチは、昔から変わらない幸福のシンボル。映画を観たことがなくても、ひろばを包む温かさやゆったりとした時間の流れはどこか懐かしさを感じさせられます。
映画公開から40年を迎え、施設を全面リニューアル。老若男女問わず「真の幸福」を考え、感じられる聖地へと生まれ変わりました。
炭鉱で栄えた夕張に根付く「一山一家」の文化を支えた五軒長屋の炭鉱住宅の内部には、映画で描かれた「幸福」を写真や実際に使われた小道具で展示しているほか、来場者が大切な人へ宛てたメッセージを記した付箋で黄色く染め上げられている空間には「幸福」への想いが積み重なっています。
このほか、山田洋次監督が「幸福(しあわせ)」について語ったこの施設限定のインタビュー映像も上映されています。
道東自動車道「夕張IC」19分
幸福の黄色いハンカチとは・・・
高倉健・倍賞千恵子といったベテラン俳優から、映画初出演となる武田鉄矢、その共演に桃井かおり、さらには脇役に渥美清を据えるなど、これ以上ない布陣で臨んだ同作品は、俳優陣の演技はもちろんのこと、シンプルながら観衆の心情に深く訴えかけるストーリーが高い評価を得た。
第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにしている。