2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

友ヶ島 #2

目次

加太 友ヶ島で廃墟探検したよ(2)

旅した日:2014年5月

ラピュタみたいな廃墟島 友が島に行ったよ(1)の続きです。

太陽ぎらぎらの真夏日の中、引き続き砲台跡めぐり。

島内には第2次世界大戦まで使用された6箇所の砲台跡がありますが、その中でも最大規模かつ広い範囲を見学することができるのが、この第3砲台跡です。

地下へと続く階段をくだっていきます。ちょっと下のほうに行っただけなのに空気がひんやり。

階段を下ると、トンネルの入り口。

ちょっと不気味な雰囲気ですが、空気の澱みはまったく感じませんでした。

トンネルは奥へ奥へと続いていますが、真っ暗で何も見えない・・・。

探検には懐中電灯が必須ですね・・。

本当に真っ暗で、なんにも見えないので前に進むの怖いです。

幽霊が出そうとか、そういった怖さじゃなくて、足元に急に穴が開いていても、目の前に突然壁があってもわからなそう・・という身の危険を感じて怖かったです。

携帯の待ち受け画面の明かりを頼りに、超スローな歩行速度で真っ暗闇の中を進むんでいくと、トンネルの出口の光が見えてきた!

あーほんと怖かった~。転んで怪我しなくてよかったぁ。

そして、かつては砲台が設置されていた場所にたどり着きました。

かつては怖いものが置かれていたこの場所は、今は穏やかな空気の流れる場所でした。

手前のまるい穴みたいなところにかつては砲台が設置されていたらしい。

鳥の声しかしない静かな場所です。

あちこちトンネルがあってちょっとした迷路のようです。

トンネルはどこかに続いているとは限らないのではないか。

子供の時に来たら本当の秘密基地みたいで、ものすごく、わくわくしただろうなぁ・・・

家の近所の雑木林にダンボールやら木の枝やらで友達と秘密基地を作って遊んでいたことを思い出しました。

さらに先に進んでみます。

おとうと、トンネルを抜けていく。

さっきとは別の砲台があった場所。

雨水がたまって池のようになっています。

それがまた、美しきかな廃墟。といった様相を呈しています。

弾薬庫跡です。左奥にちらりと写っているはコスプレーヤー集団。

弾薬庫跡の中で撮影会をやっていました。

この場所なら雰囲気ある作品に仕上がりそうな予感。

空間の重みというのか、密度というのか、そんなことを感じました。

見上げてみよう。

第3砲台跡のそばにある将校さんたちの宿舎跡。

外観はレンガ造りで洋風なのに、宿舎の中は日本家屋っぽい造りです。

中は蛻の殻。

そろそろお腹もすいてきたし、桟橋のほうまで戻ってご飯でも食べようかと、道を歩いていると突然の孔雀。

島には野生のクジャクやシカがいるんです。

桟橋へ行く途中で、探照灯跡に寄ってみました。

探照灯=サーチライト。

この場所は、島の最も南に位置する丘にあります。

砲台から離れた位置に探照灯を設置するのは、敵に砲台の位置がばれないようにするためとのこと。

中はこんな感じ。この探照灯跡は遊歩道から、かなり奥まったところにあるので、全然人がいませんでした。本当に”ひっそり”ってます。

探照灯跡の道のりにこんな感じの門柱?みたいなものが、数メートル間隔で建っていました。

弟とこれは一体なんだろうかと話しながら、その時は、「これはゲートだよ!」って結論に至ったのですが、あとで調べてみたら、これは送電線の跡らしいです。確かにライトには電力が必要ですものね。

壕も島のあちこちにあります。なんとなく怖くて中を覗くことはできませんでした。

白骨があるんじゃないかって妄想が頭から離れなくて。

そんなこんなで桟橋まで戻ってきました。

桟橋の目の前にある食事処&民宿の友ヶ荘。おばあちゃんがお一人で切り盛りされているようです。

島時間というと語弊がありそうですが、友ヶ荘時間は確実に存在してそうなほど、スローでまったりな感じのお店でした。

せっかちな人は絶対に来てはいけないお店です。

わたしはこういうお店が大好物なので、とりあえずビールを頼んでみました。

食事はうどんしかできないとのことなので、弟は肉うどんを頼み、食ができるまで、2人でちびちびビール。

半屋外の真昼間のビールは最高です。あぁ、今日は休日なんだなぁって開放感が大好きです。

レトロすぎるぞ友ヶ荘。

ゆーっくりビールを飲んでも、まだちょっと帰りのフェリーまで時間があったので、第4砲台跡にも来てみました。

そろそろ、足がガクガクとしてきましたが、最後の力を振り絞ってやってきました。

第3砲台跡のような雰囲気。いろいろ調べてみてわかったのですが、この第4砲台は大正期に放棄されたそうです。

他の砲台は終戦時まで存続したそうですが、何故この砲台だけ放棄されてしまったのでしょう。

歴史ミステリーちっく。このネタ、小説にならんかな?

木の根がこんなところにまで!っていうのがラピュタっぽいって言われてるのかな?

そしてここでもキノコプロジェクト。

誰か見つけてくれるでしょうか・・

貞子が出てきそうな井戸の根元に置いていきます。さよならキノコ。

何かよくわからない四角と丸い穴。

第4砲台から桟橋に戻ってきたらちょうどフェリーの出発時間になったので、今夜の宿へ向かいます。

本当は、この友ヶ島にある民宿に泊まりたかったのですが、予約がいっぱいだったので、加太港のそばの温泉ペンションを予約しました。

今夜の宿は、『加太淡島温泉あぶりの湯 ペンションふじや』さん。

外観お洒落なペンション風ですが、ここのお宿の温泉、ものすごく良かったです。

お風呂自体は小さめですが、お湯が・・・お湯が・・・ねっとりしてる(っていう表現は気持ち悪そうですが)、とろーりしてるんです、ほんとに。

イメージは、とろーり系の化粧水みたいな温泉。

この日は弟もわたしもぐったり疲れ果てて、早めに就寝・・・・

今回お世話になったお宿

加太淡嶋温泉 あぶりの湯 ペンションふじや:加太あぶり川の河口から湧き出る天然温泉は体をじんわり温めてくれます。手足を伸ばし、ゆったりつかれば疲れた心も体もリフレッシュ。貸切風呂サービスも◎

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