風蓮湖と根室湾を隔てる砂州「春国岱」奇跡の島
根室半島の付け根に位置する「春国岱(しゅんくにたい)」は、根室湾と風蓮湖を隔てる、長さ8km、最大幅1.3kmの砂の島です。干潟、草原、湿原、森林などの多様な自然環境が一ヶ所に凝縮されており、不思議な魅力があります。
木道などの観察路が整備されており、タンチョウやオジロワシ、森や草原の小鳥など、多種多様な野鳥が観察できます。
4月から10月にかけては、ミズバショウやハマハタザオなど湿原や草原の花々が次々と開花し、訪れる人々を楽しませます。
風蓮湖周辺には、年間を通じてさまざまな渡り鳥が飛来します。
特に10~11月と3~4月にはオオハクチョウやさまざまな種類のカモ類、4~5月と7~9月にはシギ・チドリ類、11~2月にはオオワシやオジロワシが見られ、まさに野鳥の楽園です。
ネイチャーセンターでは、春国岱と風蓮湖の生き物たちの最新の自然情報を提供しています。
今までの歴史の中で人の手がほとんど加えられていない広大な砂州。
数千年という長い年月をかけ現在のような地形ができたことや、砂でできた島に草木が生え、海岸とは思えないような景色を作り出したこと、また市街地から離れていないのにほとんど手付かずの自然が残されていること、これら3つの要素が交じり合い春国岱は別名「奇跡の島」といわれています。
開園情報
※施設では、レンジャー(自然専門の職員)が常駐しています。
- 9:00~17:00(4月~9月)
- 9:00~16:30(10月~3月)
- 休業日水曜(祝日の場合はその翌日)・祝日の翌日・年末年始(12月29日-1月3日))
北海道根室市春国岱
根室市街から15分
根室市街から15分