山鹿温泉に向かう途中で出会った神社さん。
ちょうど交差点の角に大きな樹と立派な鳥居があって車の運転中になんだかに気なる神社だなぁと思いつつ、チェックイン時間を過ぎていたので一旦は通り過ぎたんです。
が!しかーし。
googlemapの訳分からん誘導により道に迷ってしまいぐるぐるぐるぐると彷徨う羽目に。(全然ややこしそうな道でもないのに不思議なんですが)
道に迷ったせいでさらに2回ほどこの神社の前を通りすぎ・・・
もうこれは呼ばれているに違いない!と勝手な思い込み&妄想で次通りかかったらお参りしようと思ったらちゃんと山鹿の温泉宿に到着(笑
なんだかなぁと思いつつ、山鹿温泉チェックアウト後にまたこの神社の前を通りかかったので朝一番でお参りさせていただきました。
車から見て心惹かれた大きな樹は近くで見るとやっぱり大きいなぁと。
そして神社であんまり見たことないお相撲さん?の像がありました。
どうやらこの像はお相撲さんでなく仁王像らしい・・・随分可愛らしい仁王像やなぁ。おそらく日本一カワイイ仁王像なんじゃないか?
こんなかわいらしい仁王像ですが、1788年江戸時代十一代将軍徳川家斉の頃に造られたという年代物。
高さは阿形が188cm、吽形183cmなんだって。
城野松尾神社
松尾神社は、807年(大同2年)に、京都の松尾大社から分霊を勧請したことで始まったと伝わる歴史ある神社です。中世を通じて、肥後地方の侍たちから厚く信仰されていたと古文書に記されています。特に戦国時代には、1588年(天正16年)の国衆一揆で大きな被害を受けましたが、加藤清正による入国と移転後、1637年(寛政14年)に細川氏の手で社殿が再建されました。毎年11月29日に行われるお祭りは、肥後独特のにわか演劇などが行われるなど、地域で大いに盛り上がります。現在も、この祭りでは地域住民がにわかを披露し、好評を得ています。
神社には、29枚の絵馬が奉納されており、その中には奉納年が明記された12枚が含まれています。これらの絵馬は、幕末の1849年(嘉永2年)から最新のものである1980年(昭和55年)までのものがあります。特に武者絵が13点と最も多く、赤穂浪士の討ち入りや松尾神社のお祭りの情景など、興味深い絵柄の絵馬も見られます。また、酒造りや酒樽に関する絵馬も奉納されており、酒の神としての松尾神社の特色を反映しています。
境内には、700年を超える樹齢を誇るクスノキや、神木とされるイチイガシ、ムクなどの巨木が立派にそびえ立ち、参拝者を迎えています。