函館のランドマーク五稜郭
2006年4月1日にオープンした高さ107mの五稜郭タワーは函館のランドマークです。
展望台からは特別史跡五稜郭の美しい星形と函館市街や函館山を見ることができます。
かつて戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争で、榎本武揚、土方歳三らが率いる旧幕府軍にとって最後の砦となった五稜郭。
国の特別史跡に指定され、一般的には五稜郭公園の名で親しまれています。
2010年には、郭内にあった江戸幕府の役所である箱館奉行所が復元されました。
多くの木々と堀に囲まれた星型の城郭は、夏は緑、秋は赤や黄色、冬は白、そして5月の大型連休ごろには桜色へと彩りを変えます。
五稜郭はなんのために作られた?
函館にある五稜郭は、江戸幕府により1857年に、蝦夷地を管理して外国から防御するために7年かけて作られた要塞です。
武田斐三郎が設計建築した、日本でも珍しい星型要塞。
1853年にアメリカのペリー提督が来航した際に、日本の防衛力が太平洋であることが明らかになり、強力な防衛施設が必要だとされました。
五稜郭は、フランスのヴォーバン式要塞に影響を受けた設計で、当時の日本の技術と西洋の要塞建築技術が優先された独自の構造を持っています。
防衛施設のひとつであり、その後も明治政府によって軍事基地や監獄として利用されました。
今日では、五稜郭は観光名所として知られており、その歴史や建築の価値が評価されています。
北海道函館市五稜郭町44
市電「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分
函館バス「函館駅前」~「五稜郭」下車、徒歩約15分
市電「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分
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