厳かな雰囲気に心洗われる
大三坂先のチャチャ登り(チャチャはアイヌ語で「お爺さん」の意)へ入る手前に建つカトリック元町教会は、12世紀のゴシック建築様式を用いた、高くそびえるとがった屋根の大鐘楼が特徴です。
徳川幕府が発布していたキリシタン禁教令が廃止されるのに先駆け、キリスト教宣教再開の象徴として、横浜と長崎に建立するカトリック教会と並び、国内では最も古い歴史を持ちます。
フランスの宣教師メルメ・カションが安政6年(1859年)に創建したローマカトリック教会です。
現在のゴシック様式の建物は、大正13年(1924年)に完成しました。
この教会には、火災の見舞いとしてローマ法王ベネディクト15世から贈られた祭壇があり、ローマ法王から贈られた祭壇としては日本で唯一の貴重なものです。
北海道函館市元町