御岩神社は、茨城県日立市入四間に鎮座し、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」に「浄らかな山かびれの高峰に天つ神鎮まる」と記されることから古代より信仰の聖地であり、御岩山総祭神188柱を祀り、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となり、江戸時代に至っては水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公など藩主代々参拝を常例とする祈願所でありました。
茨城百景のひとつであり、背の高い木々が空を覆い隠すほど立ち並ぶその荘厳とした雰囲気にまず圧倒されます。
鳥居から一歩足を踏み入れると空気感が変わるのがわかるほどです。
そこから少し歩くと御神木・三本杉がお目見え。林野庁の「森の巨人たち100選」にも選ばれた杉で、日立市一の大きさと言われています。しかも地面からおよそ3メートルより3つの杉にわかれている不思議な形をしているのです。
生命力を与えてくれるような、力強さを感じ取ることができます。その先にある楼門をくぐり、奥へ進むと御岩神社の社殿がその威厳をもって佇んでいます。
国常立尊、伊邪那美命、大國主命など26柱が祀られており、御岩山全体では188柱の神々が祀られております。