棚倉孫神社

御祭神は、大永6年(1526年)の棚倉孫神社紀によると、推古(すいこ)天皇31年(623年)9月に相楽郡の棚倉ノ庄より高倉下命(たかくらじのみこと)を勧請するとある。棚倉孫神社は、京田辺市田辺棚倉にあります。境内には、本殿のほか、拝殿・五社殿・神饌所( しんせんじょ) ・旧社務所・式場・絵馬殿・ずいき御輿・社務所があります。本殿は、一間社流造、檜皮葺(ひわだぶき) の建物で、昭和58年には京都府登録文化財に登録されています。現在の社務所は、もとは棚倉孫神社の神宮寺松寿院の建物でした。松寿院は明治初年に廃寺となりましたが、明治10年、ここに「盍簪家塾」(こうしんかじゅく)が開かれました。この塾は田辺小学校の校舎が完成するまで、小学校卒業後の学習の場として地元で活用されていました。
棚倉孫神社の氏子圏は田辺地区で、現在は約400戸が氏子となっています。秋の例大祭では、約30種類もの野菜で「ずいき御輿」が作られ、地区内を巡行します。この行事は昭和53年に市指定文化財になっています。
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