1549年、イスパニアの宣教師フランシスコ・ザビエルは鹿児島・祇園之洲に上陸。
約1年を鹿児島で過ごしたザビエルは、日本にキリスト教をはじめ、さまざまな異文化を伝えました。
明治時代に日本最初の仏和辞典を作成したラゲ神父が、ザビエルの功績を讃えて建てたザビエル教会は第2次世界大戦で焼失しましたが、その石造りの旧聖堂の一部とザビエルの胸像がザビエル公園内に残されています。
1949年にはザビエル渡来400年を記念してローマ法皇の寄付をもとに近代ゴシック建築の教会堂が再建され、平成11年には溝口守一氏によりザビエルと薩摩人ヤジロウ、ベルナルドの3人の等身大の像が制作されました。
ザビエル公園が心霊スポットと呼ばれる理由
ザビエル公園は心霊スポットとして一部SNSでささやかれていますが、その理由はやはり第2次世界大戦中の空襲からきているものだと思われます・・・。
心霊現象の目撃情報としては「胸に穴の開いた女性がすすり泣く姿を見た」「血まみれで立っている女性を見た」など。
空襲で焼失した旧ザビエル教会の悲惨な歴史に加えて、夜になると漂う日きみな雰囲気が心霊と結びついているものと思われます。
鹿児島県鹿児島市東千石町4-1
・「高見馬場」電停下車、徒歩約8分