太宰治の生家を訪ねて。青森・斜陽館で感じる文豪の息吹と豪商の面影

太宰治記念館 斜陽館

龍飛で太宰ゆかりの地をいろいろ巡ったので、今日は太宰祭りやぁ~!五所川原にある太宰治の生家、斜陽館にも立ち寄ってみました。

赤い屋根の大きなお屋敷、屋敷のまわりにはハイカラな煉瓦の壁。太宰さんのお家ってほんまにお金持ちだったんだなぁ…超ボンボンで女性にモテて酒浸りで心中繰り返しちゃって、一人の人間に色々詰め込みすぎちゃったのかな神様。混沌カオスな人間味が魅力なんだろうな。

ちなみにわたしが好きな太宰作品は『斜陽』なんですが、「母の居室」「書斎」の襖に書かれた漢詩に「斜陽」とあるのを見つけて、じわじわ来てしまった。これが斜陽の種なのかと。

1階は和風住宅なのに2階に上がると急に洋風になっていたり、太宰治好きじゃなくても歴史的建造物を見るだけでも価値ある施設だと思います。

斜陽館の周辺には産直物産館、津軽三味線会館などの施設もあり賑やかな雰囲気。太宰治疎開の家 旧津島家新座敷も近くにあるので太宰ガチ勢の方は合わせて見学されることをおすすめします!

文豪太宰治氏の生家

「斜陽」など数多くの名作を残した文豪、太宰治。
その父親で大地主だった津島源右衛門が明治40年(1907年)に建てた邸宅が、現在の太宰治記念館「斜陽館」となっています。

この記念館には、蔵を利用した資料展示室があり、太宰治が生前に着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡などが展示されています。
初版本や外国語の翻訳本といった貴重な資料もあり、全国から多くのファンが訪れます。

約680坪(約2200平方メートル)もの広大な敷地に建つこの豪邸は、米蔵に至るまで青森ヒバ(ヒノキ)を使って建てられています。
その豪華さは東北豪商の館としても見ごたえがあり、明治時代に建てられた貴重な木造建築としても価値があります。
2004年には近代和風住宅の代表例として、国の重要文化財に指定されました。


青森県五所川原市金木町朝日山412-1
津軽鉄道金木駅から徒歩約7分
※駐車場あり・無料