日本三景の一つ、天橋立を望む絶景の地に位置し、西国巡礼の第28番札所としても知られています。
このお寺は、身代わり観音の伝説で有名で、願いが叶う(成就する)聖地として親しまれています。
本尊は聖観世音菩薩で、美人観音としても名高く、参拝することで身も心も美しくなると言われています。春には桜やしゃくなげ、秋にはもみじが咲き誇り、四季折々の花々が訪れる人々を魅了する名所となっています。
身代わり観音
ある僧が雪に閉ざされた山中の草庵で修行に励んでいましたが、深い雪のために里人の訪れもなく、やがて食糧が尽きてしまい、餓死の危機に瀕しました。死を覚悟した僧は、本尊に「今日だけは生き延びるための食物を恵んでください」と祈りました。その後、夢か現かわからない状態で、狼に傷つけられた鹿が堂の外に倒れているのを見つけました。肉食の禁忌を破ることに葛藤しながらも、生きるために鹿の腿肉を切り取り、煮て食べました。
雪が溶けて里人たちが訪れた時、彼らは堂内で本尊の腿が切り取られ、鍋の中に木屑が散らばっているのを発見しました。この事実を知った僧は、観音様が自らを身代わりにして命を救ってくれたことを悟りました。そして、木屑を拾い、本尊の腿に戻すと、それは元通りになりました。
京都府宮津市成相寺339
時間|8:00~16:00
料金|入山料 大人500円、中高生200円
時間|8:00~16:00
料金|入山料 大人500円、中高生200円