生野銀山 旅行記
旅した日:2023年4月
幕府の直轄鉱山として栄えた史跡生野銀山。生野銀山は、大同2年に開坑したと伝えられています。
織田、豊臣、徳川の幕府直轄鉱山として栄え、明治元年には政府直轄となり、その後は皇室財産にもなった大鉱山です。
昭和48年に閉山しましたが、実際に掘られていた坑内に入り、当時のままの岩肌や、電機仕掛けの人形により再現された作業風景を見ることができます。
全長1kmを誇る観光坑道を有し、現代坑道と江戸時代の坑道を同時に体験できるリアルダンジョン。
兵庫県の真ん中あたりにある朝来市にある日本産業遺産の生野銀山に行ってきました。
兵庫県に住んでいますが兵庫県けっこうでっかいので、なかなか北の方に行く機会もなく・・・初めて来たけど、めちゃめちゃ楽しい。兵庫県もっとこの面白さをアピってほしい・・・大阪のUSJに負けるな!笑
生野銀山の坑道内を見学するのに入場料がかかります。
大人1000円。
別にそこまで銀山に興味ないな~って方はご安心ください。
無料でいろいろと遺構を見学することも出来ます。
またお土産物屋さんや食堂も無料エリアにあるので、コスパぶらぶらしたい方はどうぞ。
銀山ボーイズグッズも買えます(笑
GINZAN BOYS
ついに発掘!!超スーパー地下アイドルがいました(笑
銀山ボーイズは、1974年の施設オープン時から坑道の作業を再現してきた60体のマネキンたち。
2017年「ギンギラ銀山パラダイス」でデビューした、結構ベテランな地下アイドルです。
選抜総選挙が開催されたり2019年には3rdシングルを発売したりとノリに乗っているみたいです(笑)
人数だけなら48グループには負けないぞー!笑
ということで鉱山ダンジョンを探検してオンリーワンな推しメンを探しに。
入場券を購入していざ!生野銀山の坑道へ
入場券を購入して生野代官所の門をくぐり中へ。
坑道の入り口まではちょっとした庭園のような雰囲気で、コイやフナが泳ぐ池があったり資料館や博物館もありました。
池には魚のえさが売っていて、餌を撒いてみましたが魚たちはガン無視状態・・・・。100円返せ~!怒
「鉱山資料館・吹屋資料館」では生野銀山に関する様々な絵図や道具が展示されており、鉱山の歴史についてより詳しく知ることができます。
なんだかわからんけど胸が騒いじゃうメカニックなものや、蟻の巣のような銀山の模型も見ごたえがあります。
金香瀬坑
入口から奥へと進んでいくと、谷間の突き当りに「金香瀬坑」が見えてきます。坑口は明治初期に築かれたフランス洋式のもの。
坑内に入るとちょっとひやりとした空気。気温は年間を通じて約13度とめっちゃ寒いってわけでもなく、冬はむしろ暖かく感じるかも。
入口から出口まではおよそ約1km程ですが、坑道の入り口入ってすぐにBOYSたちを発見。
胸が高鳴ります(笑
NO.1 BOYSの飛鳥くんらしきメンズの姿も確認できました。
坑内は主に「江戸時代採掘ゾーン」「近代採掘ゾーン」「撒揚・エレベーターゾーン」に分かれおり、当時を再現したBOYSや機械類が展示されています。
ふんどしのBOYSをさっき見たと思ったら、ゴーグル&作業服のイケおじBOYSが現れるので若干時代がごちゃごちゃになっちゃうぞ。
生野銀山の観光坑道は、お酒の熟成貯蔵にも活用されていて、この行動で熟成されたお酒は売店で購入することも可能です!日本酒好きとしては買わないわけにはいかなということで1本頂きました。
近代採掘ゾーンでは削岩機やトロッコなどの機械類の展示が多くて、発掘も手掘りの時代と比べると大規模でワイルドになっているイメージでした。
プロジェクトXに出てきそうな雰囲気のBOYSたち、凛々しい・・。
爆破ゾーンが一番楽しかった(笑)
坑道爆破体験装置があり、なんども体験してしまった・・。
ダイナマイトを装填するBOYSたちも頑張っていました(笑
体験装置は音と光で坑道爆破の様子を再現しているんですが、小さな子は泣いちゃってました。
音もそんなに大きくなく迫力も微妙だなという感じでしたが小さい子には怖かったみたい。
個人的に一番怖かったのがこの「負子」のBOYS。
表情が怖いし、雰囲気も怖いし、覇気を感じることもできなくて(人形だからあたりまえなんやけど・・・)
しかも「負子」が「貞子」に見えてしまって・・・く~る~きっとく~る~のあの貞子のテーマが頭の中を回り始めてめちゃくちゃ怖かった・・・・
あまりにもゆっくり歩きすぎて、しかも写真をいっぱい撮りすぎて1Kmの坑道探検1時間くらいかかりました。ようやく出口へ。
普通に見学すると所要時間は40分くらいだそうです。1時間も暗いところにいると太陽の光が目にいたたってなりました。でもものすごい開放感&安心感を感じた・・・
坑道から出た後は、階段を上がり背後の金香瀬山へ。山道の途中には江戸時代に掘られた旧抗や露頭採掘跡が数多く残されていました。
たった1キロの坑道を歩いただけなんですが結構足が痛くなってしまい疲れたので神社にお参りをして採掘跡をちょろっと見て引き返しました。
山道の開けた散歩道のような雰囲気で気持ちよく散歩が出来そうなので、体力余ってる!っていう方は行けるとこまで行ってみて欲しいです。
生野銀山
JR播但線「生野駅」からタクシーで約10分
・4月~10月9:00~17:30
・11月9:00~17:00
・12月~2月9:30~16:30
・3月9:30~17:00
休館日:12月~2月の3ヶ月間のみ毎週火曜日(祝日の場合は翌日)