日本三美人湯の一つ。龍神温泉で素肌美人になろう!
龍神温泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉というその泉質から、群馬の川中、島根の湯の川と並び、日本三美人湯の一つに数えられる。その効能は言わずと知れた美肌効果の他に、胃腸病・婦人病・きり傷・神経痛・等々。開湯以来1200余年の歴史ある日本有数の名湯です。
400年近く吹き続けている徳川の世の風の匂いを感じ、歴史と温泉で癒しの旅を。
紀伊田辺駅から龍神バスにて75分
龍神温泉へ行こう!上御殿と下御殿の違いとは?
和歌山県の龍神温泉には、上御殿と下御殿という二つのお宿があります。この2つのお宿はそれぞれ違いがあります。
歴史的な背景からいうと、紀州藩の藩主が宿泊するように作られたのが上御殿、藩士が宿泊するように作られたのが下御殿です。
江戸時代には、徳川御三家の一つである紀州藩の藩主、徳川頼宣公によって愛された龍神温泉は、藩主のための別荘「上御殿」と、その家臣たちの宿泊施設「下御殿」が建設されるほど栄えていました。現在、これらの施設はそれぞれ風格ある老舗旅館として継承され、温泉街の象徴となっています。
上御殿は、どっしりとした風格のある建物が特徴的で温泉街の中心に位置し、観光客による記念撮影の人気スポットとなっています。
上御殿は1999年(平成11年)に国の登録有形文化財に認定されています。
下御殿は、一際大きいホテルのような外観を持ち、建物自体の風情はあまり感じられないものの、入り口付近の雰囲気はなかなかのものです。提灯が下げられた入り口や、石畳となっている小さな川沿いの庭園風の雰囲気が良いとされています。内湯は浴室に畳が敷かれており、非常に珍しい造りとなっています。露天風呂は川へ迫出した岩作りで、展望がよく開放感がありますが、源泉投入量は少なく、湯の質はとても良いものとは言えないとのことです。